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壁や天井って何がいい?⑭(珪藻土の続き)

昨日ご紹介した珪藻土。
ずいぶんと人気あるみたいですね。

珪藻土マットのおかげで認知がされてるからでしょうか。
調湿性能があるのは、とてもいいところ。

気になる点をって何ですか?
そんな問い合わせをいただいたりました。

ということで。
お待たせしましたが、珪藻土仕上げの気になる点を
いくつかお話ししていこうと思います。

まず、一つ目。
(えぇ?いくつもあるの?って思わないでくださいね)

珪藻土って、土という文字のせいか、
その土を壁で塗れば、そのまま仕上げになる。
そんな印象を持ってるかもしれません。

昔ながらの土壁から、そんなイメージなんでしょうかね。

でも。
珪藻土自体では、接着力がないんです。
そのため、接着するための樹脂に混ぜて使うことが必要です。

土がメインで、ちょっと樹脂。
それであれば、珪藻土のもつ効果が発揮しやすいのですが、
樹脂がメインで、ちょっと土となると。。

あれ?
珪藻土の混ざった樹脂の塗り壁じゃない?
ということになりますよね。

実際その通りなので、効果の高いタイプをセレクトしておきたいところ。
それって、なかなかわからないと思いますので、家づくりのパートナーに
確認しながら、決めてくださいね。
(もしかしたら、そのプロも知らないかも(笑))

もう一つは。
調湿性能とリンクする内容なのですが。。

吸湿、吸水してくれるということなので、
壁に、何か水分がかかってしまうと、吸い込んでしまいます。

水であれば、よほどいいんですけれど、
色のついた水分(コーヒーとか紅茶、お茶とか)は
特に注意が必要になります。

通常であれば、よほど壁にそういった水分がかかることはないのですが。。

例えば。
ダイニングテーブルが、キッチン対面の腰壁にくっついていて、
食事の時に、料理を並べるときであれば、可能性ありますから。

もう一つ。
樹脂中心の珪藻土であれば、可能性は低いのですが。
コーナー部分や下地のジョイント部分は、ひび割れの可能性はあります。
これは、塗り壁の宿命とでもいえそうです。

もう少し細かなこともあるのですが、大きな気になる点は以上です。


自然素材で、身体に優しく、調湿性能があっていいのですが、
いくつか気になる点があったりします。

その辺もしっかりと理解、了解した上で、採用を検討してくださいね。

「珪藻土の塗り壁すごくいいので、オススメです!」
そんなこと言われたら、ほんとに?と思ってみてください。

珪藻土は以上です。
明日からは、違う素材のお話しです。

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