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壁や天井って何がいい?⑰(漆喰3)

昨日は、漆喰のお話しでしたよね。
ビックリするほど調湿効果があったということと
効果発揮するための条件についてでした。

今日は、その続きとして。
その特徴や気になる点についてお話ししていきます。

壁や天井を漆喰仕上げにする。
もしそうだとしたら、どんな表情を想像しますか?

先日お話しした、お城やお寺をイメージされた方は、
表面がフラットでツルツルした感じじゃないですかね。

もちろん、それも一つの仕上がりです。

「一つの?」ってことは、別にもあるの?
と思われたはず。

はい。
コテムラを敢えて残した仕上げ方もあったりします。
扇みたいな柄になってるというとわかりやすいですかね。

なんとなくですが、扇みたいに柄を付けるのって
難しそうだなって思ったかもしれません。

でも。
実際は、フラットにする方が大変なんです。

コテを使って、手で作業していくわけですので、
完全にフラットにはならないはず。

それをフラットに見せれるまで、限界までフラットにするには、
職人技が必要なんですよね。
それもそのはず。
塗り厚を均一にしないといけませんから。

樹脂の少ない、仕上げにくい本漆喰の場合は、顕著ですね。

なので。フラットにしたい場合は、
職人さんによって、仕上がりが違うことも。。

その点、ムラのある方がよいのですが、
それも、どんなムラが自然なのかは、やはり職人技によるところが多いです。

つまり。
左官職人の技術力が求められる仕上げだということなんです。

少し違う視点ですが。
壁が汚れてしまった場合の方法って気になりませんか?

中性洗剤で拭けばいいんじゃないですか?
って。ビニルクロスであれば、それでOKですけど、
漆喰の場合は、少し様子が違います。

まずは、消しゴムで消す。
消しゴム??
はい。ゴシゴシやっても、土壁みたいに、ボロボロ土が落ちませんから。
かなり固くなっているので、大丈夫なんです。

もしそれでだめなら、メラミンスポンジ。
メラミンスポンジ?
はい。硬化してればOKです。

それでも取れなければ?
サンドペーパーを当ててもOKなんですよね。

なんかすごいですよね?
ゴシゴシ削れる仕上げなんですから(笑)

ただし。
気になる点が一つあります。

表面の硬さはあるのですが、その分、入隅(コーナー部)なんかは、
ひび割れしたりはしますね。

ひび割れはいや!という方であれば、
樹脂の配分が多いタイプとか、そもそも樹脂の塗り壁を選定する
という方が、ストレスないかもしれませんね。。

何を優先するのか。
それによって、漆喰はよくも悪くもなりそうです。

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