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p035.育休制度を導入すれば、不測の事態に会社が儲かる
逃げ恥(ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」)のスペシャルを見ました。
ガッキーかわいいですね~。
エンディングもわざわざ撮りなおしてましたよね~!
帰宅時間が遅かったので途中からでしたが、TVerのおかげで全部見ることができました。ほんと、良き時代です。
さて、そんな逃げ恥ですが、家族の在り方や仕事との関係について、いつも考えるきっかけをくれます。
星野源演じる津崎さんが、とあるプロジェクトミーティングで、育休についての話をするシーン。
津崎さんの育休取得に難色を示すプロジェクトリーダーの灰原課長(演:青木崇高)。その灰原課長に対して、沼田さん(演:古田新太)のする話がとても印象に残りました。
以下、沼田さんが灰原課長に言ったセリフの一部抜粋・要約です。
育休だから嫌なの?他の理由だったら?
突然の事故、家族の病気介護、本人の体調不良など、
誰かが長く休む可能性は常にある。働いているのは人間だから。
大事なのは、誰が休んでも仕事が回ること、誰かが休んでも帰ってこられる環境を作ること、それが、職場におけるリスク管理。
たしかに~。わかりみ深すぎる。
急にだれかが休む必要ができた時でも、休みが取れる体制を作る。
むしろ、そういうことがあっても会社がまわるビジネスモデルを作ることが、重要なんだな、と教えてもらいました。
正直、私自身、男の育休取得って難しいなと思っていました。
でも、よく考えるとそうではなかった。
むしろ、育休は突然ではなく、事前にわかっていること。
だから、事前に引継ぎもできるし、いつ復帰するかというスケジュールもほぼほぼ見えているので、不測の事態が発生した時よりも、よっぽど楽。
しかも、育休には、助成金も出るわけです。
だったら、育休制度の構築をきっかけに、
・不測の事態を想定すること
・そんな時でも事業を続けられるように準備しておくこと
ができるのではないでしょうか。
「うちは中小だから無理?」
いやいや、むしろ、ヒトに業務が依存しがちな中小企業だからこそ、会社として考えるべきです。
誰かに依存しない仕組みと体制ができれば、従業員も安心して働くことができます。仕組みや体制があるということは、楽に利益が上げられる状態になっています。
誰かが育休を取っても、簡単には揺らがない事業モデルや経営基盤を持っていること。そうすれば(少なくとも)人の問題で不測の事態が発生しても、会社は利益を出すことができます。
最終的に育休を導入するかは経営者さんの判断になると思いますが、
ぜひ前向きに考えていただきたいと思いました。また、今後機会があれば、育休制度の構築を通じて、事業継続に関するコンサルティングができればいいな、と思いました。
以上です。