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本当にお待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません。新世紀のガールズグループ FLO/フローはマジで必聴!

R&B好きで、ガールズグループ好きな方なら、この長きにわたるロスにさぞ苦しんできただろう。

かくいうわたしも確実にそのひとり。

いまだにTLCを聞くのは、エクスケイプを聞くのは、アンヴォーグを聞くのは、ブラウンストーンを聞くのは、デスチャを聞くのは…、イヤーガズムなヴァイブを放つガールズグループが何年も出てきていないせいだった。楽曲の良し悪しも含め、どの新しい後継グループも90年代にデビューしていた彼女たちを超えないのだ。越える必要がないというなら、彼女たちの才能を忘れさせるほどの魅力を放っているアーティストが出てきていないといい変えるか。

2005年のデスチャ解散後、そんなわたしの感性の更新がまったくされないまま18年。ようやくワクワクを誘発する女性3人組があらわれた。

「FLO/フロー」

レネー、ジョルジャ、ステラの3人はSNSを通じてお互いを知り合い、グループマネージメントが一緒にグループを組ませたという、まさに現在らしい出会い方。この偶然の出会は、あまりにも世界をいとも簡単に変えてしまった。

音楽性、つまり音楽的なクオリティが最高に満たされていなければデビューできなければ、話題にもならないわけなので、基準値を満たしているのは確かなのだろう。

しかしなぜ彼女たちは他のどんなアーティストよりも注目を浴びたのか。これはもちろん自論だが、3人はそれぞれ個性があり、リードヴォーカルがとれるのは大きな要素だ。容姿が綺麗なだけでなく、しっかり自分の節回しがあり、情熱的な歌い方ができる。低音と高音のバランスが本当に素晴らしい。その上でコーラスワークにも徹底できる。

※ジミーキメルのレイトショーで歌ったライブを是非見てほしい。(下にリンクあり)

そして楽曲の良さ。90年代後期から2000年代にあったような、今からすると若干懐かしさを感じさせる音楽性が、多くの共感と親しみやすさを生んだのではないだろうか。

曲によっては、「ANOTHER GUY(acoustic version)」をきくと、この声の厚みに軽めなコーラスワークがかぶさるところなんてFor Realかと思うし、Spotifyのアー写を見ればJADEか?と思わせる。こんな90年代アプローチが散見されるところが、今かえって新しくウケているのか。

ということは90年代大好きなわたしにとっても刺さらない訳がないのだ。

2022年デビューの彼女たち、なんと2023年ブリットアワードの「ラウジングスター賞」に先だって決まったというニュースが飛び込んできた。

さらにビヨンセの「ルネッサンス」ワールドツアーのオープニングアクトに彼女たちの起用が視野に入れられているというニュースも!(というかビヨンセ、やっぱりワールドツアーの準備してたのね。。。)

この2大ニュースも最後に付け加えておきたい。実力は確かだし、英国音楽業界を上げて大プッシュされている存在であろうことは間違いないのである。


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