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余計なことを言ってしまった

最近はすっかり日が暮れるのが早くなりました。しかし、気温はそこまで下がっていません。過ごしやすいです。今日の日中はむしろ少し暑いぐらいでした。まだ夏は続いているのかもしれません。

買い物はせずに帰宅しました。娘は今朝、炊きたてご飯を納豆キムチでおかわりしています。娘の昼食用に用意したのはがんもどきの炊いたんというか薄めの出汁で白菜と一緒に似たものです。安いがんもは6個入り、そのままだと器に収まらないので私がふたつ食べました。出汁が旨い。昆布つゆを薄めただけですが。

昨夜、娘は寝る前に少し絶叫していました。少し絶叫というのは、「死ねええええええ」などと数回叫んでおしまいぐらいの状態です。私に殴りかかってきたりしないのでどちらかと言うと良い状態です。できれば叫ばないでほしいのですが、下手に止めると暴れるので。しばらく放置して落ち着いたらそれでいいことにしています。

朝も微妙に不穏でした。叫びだしそうな気配。いや、トイレで少し叫んでしました。「死ね」とかです。

納豆キムチご飯を食べてもあまり落ち着かなかったようですが、それ以上どうしようもないので出社です。電車で少し寝ました。疲れてるのかな、オレ。

仕事はボチボチですかね。月の初めの作業、今月は早めに終わらせてしまいました。先月からの宿題が終わっていないのでそちらに早く取りかかりたいのです。しかし、画像の修正とかどうするか。AdobeCCのサブスクは高いので使いたくないなあ。Illustratorの代わりはInkscapeを使っています。Photoshopの代わりと言えばGIMPか。10年ぐらい前に使ってたけど久しぶりだな。

記憶の中のGIMPはもっと使いにくかった気がしますが、やりたいことはサクッと仕上げられました。自分のやってるぐらいの作業ならこれで充分かもな。

買い物はせずに帰宅です。暗い室内、娘は寝ているのでしょうか。

「死ねええええええええええええええええええええええええええええ」

ああ、驚いた。絶叫です。突然の絶叫。やめてよ、心臓に悪いよ。

それ一発でした。どうやら大丈夫のようです。

ドスドスドス。足音が轟きます。

ドアを開け、娘が顔を出します。眠そうです。

「なんか食べたいの?」

「んあ」

「牛丼でいい?」

「いいよ」

冷凍の牛丼の素(レトルト)をレンジで温めている間にお湯を沸かして味噌汁を用意します。ぬか漬けも切ります。今日はキュウリとナスです。ぬか床に塩を足さないとちょっと味が薄いかも。

牛丼には生卵も付けます。紅生姜とゴマと青のりも。娘は昼にがんもを全部食べているので夕食はこれで充分でしょう。

ひとくちふたくち。もう少し食べたところで「あのね」と言い出します。あ、食べるのやめるんだな。

「最近ね、お腹いっぱいなの」

なにが最近だよ。まあ、食べなくてもいいよ。

食後に命の母ホワイトを飲んでもらいました。

お風呂は入ってくれました。風呂の中で二度ほど絶叫。風呂で叫ぶと排気口通じて外にダダ漏れなんだよなあ。しょうがないけど。

風呂上がりにアイス。それはしっかり食べるんだ。

夜の薬も早めに飲んで「おやすみ」と言って娘は部屋にこもりました。この感じだと寝ないな。

思った通り、すぐに出てきて叫んだりなんだり。

「なんか食べたい?」

「ソフトクリームが食べたい」

あーわかった、スーパーかコンビニで買ってくるよ。

「あと、コンビニのクレープが食べたい」

クレープ?

「そういえばさあ、バス通りの先にクレープ屋が出来たんだよね」

「買ってきて」

しまった。余計なことを言ってしまった。

「いや、でももう閉まってる時間だと思うよ」

「買ってきて」

ああ、オレはなんて愚か者なんだ。

店が閉まっていたらコンビニで探してくること、コンビニでもなかったら諦めて返ってくることなど説明します。幸いなことに「いいよ」との返事でした。調子が悪いと「絶対に買ってきて」になるのです。今回の場合は私がポロッと余計なことを言ったのが悪い。しょうがない。

とぼとぼ歩いてクレープ屋のあたりに向かいます。自転車にしておけばよかった。後の祭りです。

クレープ屋があるはずの場所はシャッターでした。営業時間を過ぎているのか、それとも既に閉店してしまったのか。

歩いてぐるっと帰ります。ああ、もう本当にオレがバカだった。

コンビニに行く手前で30代から50代の男性限定の結婚相談所の向かいのスーパーの近くを通過します。そうか、ここならクレープもソフトクリームもあるかもしれない。

ありました。よかった。

帰宅。娘はソフトクリームもクレープも完食でした。

「お店、もう閉店したのか営業時間過ぎたのかわからないけどやってなかったよ。これはふたつともこの前の結婚相談所の向かいのスーパーで買ってきた」

そのあたり、特に娘からの反応はありませんでした。

甘いものはどうかと思いましたが、ふたつ食べて一気に落ち着いたようです。結果オーライといったところでしょうか。あそこのスーパー。もう少し頻繁に行ってもいいかもな。

◇ ◇ ◇



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高島利行
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