結婚相談所の向かいのスーパー
昨夜、寝ようと思って部屋に行ったら布団がすっかり入れ替わっていました。どうして布団を必死で取り替えるのか、謎です。
うつらうつらしていたら布団を持った娘が登場。部屋の照明がチカチカ点滅します。なんだってんだ。布団は放り投げていかないで脇にそっと置くよう指示します。そうしないと私が寝ている上に投げ出すのです。わけわかんねえよ。
朝、だいぶ寝過ごしていました。だるくて眠い。今日が休みでよかった。
娘がやってきました。なんか食べたいそうです。そうですか。
朝食は昨日買っておいたランチパック(2割引)です。秋の味覚ということなのかなあ、マロンクリームでした。コーヒーも入れます。サラダも用意しました。まあ、朝はこんなもんで。
娘の調子は悪くないようです。表情が落ち着いています。生理が終わってしばらくは突然暴れたりするので油断禁物なんですが、今回は大丈夫そうです。生理前からしばらく命の母ホワイトを飲み続けていたのがよかったのかなあ。それともゲロ吐いた日に薬飲み直しておいたのが結果的によかったとか。わかりませんが。
昼前に洗濯だけやっておかないと。ゴミも出さないと。そうだ、この土日に娘の写真撮るつもりだったんだ。カメラで撮ってパソコンで加工しなければ。そのために昨日は娘に風呂でしっかり髪を洗っておいてもらったんだった。
壁の前で写真を撮るためにソファを動かしたらゴミが溜まっていました。先に掃除しなければ。
今日は天気が良いので外からの明かりがいい感じです。これなら光の具合はなんとかなりそうです。しかし、娘の表情がかたいというか生き生きしていないというか発達障害の特徴のひとつとして「写真写りが悪い(笑顔を作れない)」というのがあるらしく、娘はまさにそれです。最近微妙に笑う賞味期限切れに気づかず食べてしまった話とかハチワレの「喜びがない~…」とかトランクスを買ってもらって嬉しかった話などで笑顔を誘導します。笑うには笑うけど証明写真としては使えないじゃないか。
途中で顔を洗ってもらって撮り直しなどもありつつ、なんとかそこそこの写真を撮れた気がします。まあ、残念ながら奇跡の一枚はないです。正直どれもイマイチです。
そんなことをやっているうちにお昼が近づいてきました。ゴミを出しに行ってそのまま買い物に行くつもりです。いつもと違うスーパーでいつもと違うお惣菜を買うのはどうだろうか。娘もそれでいいと言います。じゃ、そうしよう。あ、でも洗濯が中途半端な時間だから遠出はしたくないなあ。終わったら乾燥スタートなんだけど娘に頼むのは不安。しょうがない、滅多に使わないあそこのスーパーにしよう。
娘が夜に「近所で結婚という看板を見たからそこに行く」と言い出して連れ回されたのはこのnoteを書き始める前の冬だったと思います。娘の異様な記憶力に振り回されつつ、最終的に見つけた手書きっぽい小さな看板の結婚相談所は当然のごとく電気が消えていました。
滅多に行かないスーパーはその結婚相談所の向かいです。昨年冬にオープンしました。建設途中で(元)妻と何度か前を通りました。「結婚相談所の向かいだから娘とは来れないね」と話していたのを思いだします。
久しぶりにそのスーパーに行くと、向かいの結婚相談所の看板がきれいになっていました。というか前のがややアレだったので普通になったというか。看板に文字が足されています。
「30代から50代の男性限定」
ということは、娘は関係ないじゃん。そうかそうか。30代から50代の男性限定か。
待てよ。それってオレじゃん?
いや、結婚はもういいです……。
スーパーには期待していたオリジンのような素敵デリはありませんでした。これならいつものスーパーと変わらんな。あ、でもハンバーガーちょっと良さそうじゃん。サラダとメンチカツと。ハロウィンかあ、なんかそういうの喜びそうだから買っとくか。
ハンバーガーはバンズが美味しかったです。娘も同じ意見で、これならまた買ってきてもいいかも。
「前に夜中に結婚相談所探したじゃん、覚えてる?」
「覚えてるよ」
「ハンバーガー買ってきたスーパーさあ、あの結婚相談所の向かいなんだよ」
看板に30代から50代の男性限定と書いてあった話だけでなく、ママと散歩で娘は連れてこれないねと話したことも伝えました。心配していた「結婚」への過剰な反応もなく、「でもさあ、それってオレじゃんって思ったよね」みたいな話ではうっすら笑っていました。
夕飯はカレーにしようかと思っていましたが、入らないとのことでした。おやつのつもりのハロウィンのクッキーとプリンアラモードが夕食になりました。食欲が落ちているのも生理がしっかり終わった感じです。
クッキーは喜んでいました。そういうの喜んでるのも落ち着いてる感じです。薬を少しだけ減らして数ヶ月、いい方に影響していると受け止めたいと思います。
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