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朝の雄叫び、見覚えのあるイベント会場

昨夜も娘は意外と早めに静かになったので私も起こさないよう起こさないよう静かに過ごしつつ早めに横に。三連休が続いていたので平日5日出勤の疲れはそこそこ溜まっていたようです。ということであっという間に就寝、できるかと思ったら眠れません。手足が熱い。夜に何度か測った際は平熱でした。身体の中に熱がこもっている感じで気持ち悪い。しょうがないので冷えピタを貼りました。気休めだとは思いますが、気休めが大事な時もあります。それでもなかなか眠れません。うつぶせになってしばらくしたら寝ていました。

目が覚めました。手足が冷えている?

うつぶせのまま布団もかぶらずに寝ていたせいでしょう。トイレに行ってまた寝ます。時刻は2時過ぎ。最近、これぐらいの時間に目が覚めること多いなあ。

次に目が覚めたのは7時過ぎ。土曜なので寝過ごしたいのに。なんだか眠れないので起きました。

娘は寝ています。しばらく起きてこないかな。と思ったらトイレに出てきました。

「クスリ飲んで」

トイレから出てきた娘に声をかけます。おとなしくクスリを飲む娘。眠そう。

「寝るね」

そうですか。

自分の分だけ朝食を用意しないと。半額の生麺がまだあるので今朝は簡単塩ラーメンにしました。スープに干しエビを少し入れたのが良かったようでなかなか美味しい仕上がりに。ラーメン屋に行かなくても満足できる時代が始まったのかもしれません。

洗い物をするか迷っていたら娘が出てきました。嬉しそうな顔でテーブルに着きます。

「なんか食べたいの?」

返事もしないでニコニコしています。多分、躁状態。危ないです。

「なんか食べたい?」

「ラーメン」

「あ、匂いでわかった?」

「ラーメン」

「ラーメン、生の麺からだけど食べる?」

立ち上がった娘はキッチンの奥の棚へ。そこで指差したのは袋麺のとんこつ味。

「こで(これ)」

「え、これ、あんまり美味しくないよ」

「こで(これ)」

「……わかったよ。これね」

私の朝食でもやしは使い切ってしまったので娘のとんこつラーメンには小松菜とソーセージを入れました。長ネギもたっぷり。紅生姜の代わりに梅干しも。

「美味しい?」

「おいしい」

無心に食べる娘。胡麻をテーブルの上に飛ばしたようです。あ、拾った。拾った胡麻を丼に戻した。

「あ、拾ったの戻すのやめて」

「戻してないッ」

怒ってる。でも拾って戻したじゃん。

「拾って戻すのやめてよ」

「SHINEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE」

大絶叫。

「叫ぶのやめてよ」

「死ね」

「死ねって言わないで」

「あっち行って死ね」

「行かないよ。死ねって言わないで」

娘がラーメン丼を投げつけてこないか警戒しながら目を離しません。目を見開いたままラーメンを食べ続ける娘。食べ終えて立ち上がって殴りかかってくるかと警戒を続けます。立ち上がりました。丼を持った。キッチンに運びました。

「(命の母)ホワイト飲む?」

「飲まないッ」

「飲んでよ」

「飲まないッ」

諦めます。

少し時間を置いてからまた声をかけます。

「デザート代わりにアイス食べる?」

出てきました。アイスは食べるんだ。

アイスをひとくちで食べようと苦戦する娘。

「ちょびっとずつ食べなよ」

私の言うことは聞かずにひとくちで食べようとし続ける娘。途中で諦めたのか、それでもひとくちをなるべく大きなサイズで食べようとしています。なんか色々ダメっぽいです。

「ホワイト飲んで」

ダメ元で言ってみます。

「んあ」

お、飲むんだ。急いで用意します。飲みました。よかった。

それが朝の9時台だったかな。そのあと洗濯したりなんだりしてから、急に思い立って阿佐ヶ谷ロフトAのイベントへ。家を出る前にコンビニでコロッケパンとサイダーを買っておきました。娘の昼食用です。

バスでJRの駅まで出てから総武本線で一本。車窓から景色を見ていると、札幌から出てきてすぐに「東京は緑が多いな」と思ったことを思い出しました。札幌では地下鉄だったというのもありますが、なんだろうなあ、東京は緑も多いし、水面が近いのも驚きました。そんなことを思い出しているうちに目的地の阿佐ヶ谷に到着。昔、西荻窪に住んで吉祥寺の書店でバイトしていました。中央線沿線はなんだかほんのり懐かしいです。

会場の阿佐ヶ谷ロフトA、なぜかアウェイ感が薄いと思ったら、昔ここでイベントに出たことを思い出しました。2010年と2011年。2011年のイベントは東日本大震災の少し前でした。

あの頃はまだ娘の病気のことはなにも知らなかったんだな。

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高島利行
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