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血まみれの追憶、「Finale」終了

娘の生理用ナプキンを買ってこようと思ったら「全部パンツ型にして」とのことでした。

「高いから」

「パンツ型にして」

「わかったよ。高いけど買ってくるよ。これからはずっとそっちでいいのね?」

「んあ」

そのほうが楽だと思っているのは分かっていましたが、今後は全部そっちにしてくれとまで言われるとは思っていませんでした。それならそれでしょうがない。了解です。

生理用ナプキンを買いに行くのは最初のうちは抵抗がありましたが、最近は慣れました。買わないわけにはいかないし、娘が自分で買ってくるわけではないし。何らかの妄想と結びついてしまい生理になってもナプキンを使わないという文字通り血まみれの日々があったことを思えば少しぐらいの出費はやむなしです。あの時期は生理が続いている限り休日だろうが平日だろうがほぼ毎日血まみれの下着とパジャマとシーツを手洗いしていたのです。最低最悪だったよな。でももう思い出だな。

昨夜も深夜に娘が冷蔵庫を開けたり閉めたりがあり、私が寝たのは1時でした。起きたのは5時。いくらなんでもひどすぎる。がんばって二度寝。7時。さらに寝て起きて9時台。これぐらいならまあいいでしょう。

娘が起きてくる前に朝食の準備。冷凍の白身魚フライと昨日買ったおいたメンチカツを揚げます。朝から揚げ物。昨日買っておいた食パンも2枚焼きました。いつもは買わないお値段の高級食パンが半額だったので買ってみたのです。近所の美味しいパン屋さんが移転してから休日の朝に焼き立ての美味しいパンという選択肢が無くなったのは地味に痛いです。近所のスーパーのパンコーナーにも焼き立てパンは置いてあるのですが、専門のベーカリーとは明らかに差があるんだよなあ。まあでも激安食パンよりはかなり美味しいです。

揚げ物と食パン、トマトジュースとコーヒー。サラダを用意する気力は湧いてきませんでした。

午前中に洗濯機を回します。今日は外で干す予定。

娘が起きてきたのはお昼近くです。揚げ物をグリルで温めパンを焼きます。飲み物は味わいカルピス。サラダは用意すべきだったかもなあ。

娘は昼寝。寝ているのが基本の状態なので食事とトイレの時だけ起きているといういのが実態に近い表現です。それぐらい寝ています。それなのに夜中は寝なかったりするのです。許しがたい。

洗濯物をベランダへ。あっという間に乾きそう。

娘が寝ている間の昼食は昨日買っておいた味噌煮込みうどんにキノコや野菜を足して。煮込みうどんとか鍋焼きうどんは嫌いではないですがあまり頻繁には食べません。たまに食べると美味しいな。毎日食べるとちょっと飽きる、かも。

風呂掃除。すっきりさっぱり。

娘の夕食はまたしてもパン。最後の1枚をチーズトーストにしました。半分に割いて片方はケチャップとタバスコとパセリで味付け。娘はどうやらタバスコ好きのようです。都知事選の時に蓮舫の笑顔で有名になった超巨大タバスコとか買ってきたら娘も蓮舫に負けないぐらいのいい笑顔になりそう。

食後に娘は風呂。風呂のあとはアイス。

洗い物など済ませてから私も風呂。最中にスマホが鳴りました。風呂から上がって着信を確認。(元)妻からです。折り返しの前に娘の着替えを手洗い。少しだけ血が付いていました。生理の最中は洗濯機の中に入れないでくれって言ってるんだけどなあ。必ず忘れるんだよな。忘れるというか覚えていられないというか。

今日2回目の洗濯は洗濯乾燥コースです。干さなくていいって素晴らしい。

(元)妻に電話。

「電話した?」

第一声がそれか。

「したした」

こちらの返事もそれか。

「そうなんだ。いちおう折り返し」

「ああ。なんか連絡ないから交通事故にでもあって死んじゃったかと思って。生きてた」

「ふーん。それだけ?」

「ああ、いちおう別の話もあって……」

別の話。そのあともうひとつ別の話で楽譜清書ソフト「Finale」終了の話題。

「うそ、困る」

「でしょ?」

みたいな。そもそもパソコンのパスワードを忘れてログインできないのだそうです。らしすぎて。相変わらずいいな。その場で検索して方法を説明。

「今月行くからやって」

なんでだよ。他力本願、はなはだしいな。

そのあと私の夕食はマッケンチーズ。ちょっと足りないなあ。娘も足りなかったみたいだから、後でなにか食べるか。コンビニで買ってくるかなあ。月曜日の資源ゴミを保管場所に出すついでにコンビニに行くか。娘はまた「とみた監修でか豚ラーメン」かなあ。今日はそういうのでもいいってことにしようかな。

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高島利行
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