トイレットペーパー大量消費、トイレ掃除、深夜の笑い声、朝の不機嫌、モテモテ妄想、いい笑顔
私が朝に予備のホルダーにトイレットペーパーをセットしておくと娘が次の日の朝までにロールをひとつ使い切るという日が続いています。ひどい日は帰宅した時点でメインのホルダーが空になっており、その段階で補充しても朝になるとまたひとつ使い切っているという状態です。トイレットペーパーの消費量が増えるのも生理前っぽいです。
昨夜、何度か駆け込むようにトイレに向かっていた娘はお腹の調子が悪かったのでしょうか、トイレの外まで漂う悪臭の原因は便座に飛び散った痕跡でした。便座の汚れがひどくなるのも生理前っぽいです。
12時を回っていますが、そのまま放置するわけにもいかないので掃除です。うわっ、すっげえ汚れてんな。でもしょうがない。便座の裏が大変です。シャワーノズルの周辺もひどい。洗剤とトイレットペーパーで軽く拭いて済ますとかってレベルじゃねえな。
結局、30分ぐらいかけて、ブラシも使ってしっかり掃除しました。匂いもしなくなりましたよ。よかったよかった。
娘は今日は居間のソファベッドで寝ています。家の中にあちこち寝られる場所があるのは良かったと思っています。ソファベッド、そんなに寝心地はよくないんだけど、娘はそこそこ気に入っているようです。
トイレ掃除のおかげで寝るのが遅くなってしまったよ。やれやれ。
「ドュフフフフフフフフッ」
昨日に引き続き、娘のめっちゃ嬉しそうな笑い声で起こされました。まだ外は真っ暗じゃないか。時計を確認する気も起きません。そのうち寝るだろうと待っていたらなかなか寝てくれません。なんか本当に楽しそうだな。邪魔するのも悪いかな。それにしても眠いな。
娘が静かになるまで小一時間といったところでしょうか。私も再び睡眠です。
朝、7時より前。また娘の笑い声です。なんだろうなあ、今回は躁状態がきついな。もう薬飲んでもらったほうがいいかなあ。でもまだ早いんだよなあ。迷っているうちに静かになりました。私も気がつくと二度寝。
目覚ましで起床。娘の声は聞こえません。あー、寝てしまったか。やっぱりさっき薬飲んでもらったほうがよかったか。
居間の娘の様子を見に行きます。寝ていました。肩を揺すったら起きるぐらいだろうか。試してみました。
「やめてっ」
なんかものすごく不機嫌です。(元)妻も眠いととにかく不機嫌でいた。悪いところばっかり似てしまって。
「薬飲んで」
遠慮がちに頼みます。
「置いといて。起こさないで」
高圧的に拒絶。
わかりました。了解です。
娘と私のチキンサラダ、私の分のベーコンエッグ、私の分のわかめの味噌汁、昨日ぬか床に漬けた小松菜はまだかな。納豆は残り1パックなので娘用にの残しておきます。
出勤。
今日は4月中旬期限の作業を大きく進められました。早く終わる分にはなにも問題ないので来週早々に片付けてしまおう。来週はもう4月か。月初の作業もあるからそっち優先かな。
退勤。
いつものスーパーで買い物。娘の夜食やおやつなど、少し控えめにします。全般的に値上がりしている食料品、4月も上がりそうです。今からやや憂鬱です。
帰宅。
娘は起きていました。居間のソファベッドに寝っ転がってめっちゃ喋ってます。なんか楽しそう。そういえばしばらく前に前の妄想彼氏と別れて新しい妄想彼氏と付き合っていると言っていました。すべて妄想ですが。居間の彼氏の名前、娘が言うのを聞くと「デンタ」に聞こえます。デンタって誰だよ。
「そういえば、前の妄想彼氏の名前ってなんだったっけ?」
「◯◯太」
即答でした。
「なんか似てるじゃん。デンタと◯◯太。なに、デンタと◯◯太にもててるの? モテモテじゃ~ん」
「グフフフフフ」
娘、嬉しそう。妄想だけどな。
昔、ケーブルテレビで(元)妻が熱心に見ていた『ベティ〜愛と裏切りの秘書室』という南米コロンビアのテレビドラマがありました。放映当時80%というとんでもない最高視聴率を叩き出し世界中でリメイクされた伝説のドラマです。(元)妻だけでなく私も娘も一緒に見ていました。主人公のベティは不美人だけど頭が抜群に切れて憧れの社長アルマンドさん率いるアパレルカンパニーの危機を社内の仲間とともに何度も救うというお話です。この会社を救うあたりの話が本当に面白かったです。で、その主人公のベティがしょっちゅうアルマンドさんとラブラブになった自分を妄想しているのです。あのシーン、娘はよだれを垂らしそうな勢いで楽しそうに見ていました。
「あれだよ、妄想、ベティのアルマンドさんみたいな」
そういう下地があるのでこういう話をしても娘には通じるのです。
「グフフフフ」
娘はますます嬉しそうです。
「あれだよ、(娘の)ミドルネームがベティで、デンタと◯◯太にモテモテ」
「フグフフフフウフ」
よだれを垂らしそうな勢いです、相変わらずベティの話は大好きだな。
『ベティ〜愛と裏切りの秘書室』は本当に面白いドラマなのですが、ひとつだけ非常に大きな欠点があると言われていました。リメイク版の多くではその欠点は変更されています。日本版のリメイクは明確にそう謳っていたかどうかは忘れましたが、『リバウンド』というドラマは多分インスパイア系だと思います。特殊メイクの相武紗季ともこみちがすごくいい役でした。アメリカ版のリメイクは『アグリー・ベティ』で、主役のアメリカ・フェラーラが本当にはまり役でした。
リラックスしていると眉間にシワが寄った険しい表情になりがちな娘は作り笑顔が苦手です。いつも「笑って〜」とか「笑顔、笑顔」と声をかけますが、うまく笑顔が作れません。しかし、アルマンドさんを想うベティのことを思うと自然に笑顔になれるようです。今日は本当にいい笑顔でした。
そのあと、夜食で食べた水ようかんをパジャマの膝の上に落として慌てて手で掴んでクチに放り込んだのを私に見つかってないと思って誤魔化そうとした時もいい笑顔でした。
なんだよ、笑顔、できるじゃん。
って、どっちもちょっと違うか。