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ナーンドッグを買いに

昨夜も早めに寝よう寝ようと思いつつ12時半ぐらいに就寝です。もっと早く寝たい。5時すぎに目が覚めます。どうして長時間寝ていられないのか。腹立つ。8時ちょい前まで起きたり寝たり。だるい。ひげを剃ってシャワー。さっぱり。

娘の食事はローストビーフサラダと豚軟骨煮込み、きゅうりのぬか漬け。ぬか床、そろそろ糠を足さねばと思いつつ放ったらかしだったのに今朝になって糠を足したりなんだり。私の朝食もローストビーフサラダと豚軟骨煮込みとぬか漬け、それに加えて納豆。タンパク質を摂らねば。

今日は来客があるのでワイシャツを着ます。普段はポロシャツが多いです。ネクタイもいちおう用意しました。ちょうどいいベルトが無い。ベルト、会社の近所で買うか。

出勤。今週ずっと取り掛かっている作業は全然終わりそうにもありません。気分転換を兼ねて別の仕事を。少し、いい兆し。ずっと続いている作業もようやく方向性が見えてきました。あとは粛々と進めるだけというところで来客。といっても私はごあいさつのみ。そこからまた延々と作業。4分の1ぐらい進んだでしょうか。ここから先は早い、はず。

退勤。帰りにいつものスーパーへ。炊飯器は空になっていないと予想。牛乳は無くなってるかも。今日は鶏ささみを購入。胡麻ダレも買って、キュウリとカイワレとササミでもりもり食べるサラダにする予定。

帰宅。娘は寝ていました。起きてきました。目つきがあやしい。なんか食べたいか聞くと「なに?」と聞かれます。「なにがあるでしょう」と言うとつまらなさそうに「冷蔵庫見るね」とのこと。明日のためのメンチカツやこんにゃくゼリーなどひとしきり見た娘は「はいらない」と言い出しました。目つきはますますあやしいです。

「なんか作ったら食べる?」

「食べない」

和室に戻って喋りだしました。

鶏ささみをグリルしてからほぐして細切りのキュウリとカイワレの上に乗せてから胡麻ダレをかけて。

「鶏ささみとキュウリのごまドレッシングサラダ、食べる?」

返事はありません。琴線に触れなかったようです。

「納豆玉子ご飯、食べる?」

またしても返事なし。ダメか。まあいいや。

クスリの時間に声をかけます。

「クスリだけ飲んで〜」

出てきました。動きがゆっくりしています。危ない。

クスリを飲んだら「おやすみ」と言って和室へ。すぐに喋りだします。

今日はこんな感じか、と思っていたら、ドスドスと足音を立ててやってきました。

「ナンドッグ、食べたい」

「ナンドッグって、ブリトーみたいな温める奴?」

「買ってきて」

了解です。

「あれはいつものスーパーだから行ってくるね」

「買ってきて」

「無かったら似たのにするね」

「ナンドッグ買ってきて」

「いや、売り切れてたら違うの買ってくるから」

「ナンドッグ」

ヤバい奴です。とにかく急ぎます。

売り切れになっていないでくれという私の気持ちが通じたのでしょうか。ナンドッグは大量に置いてありました。しかも2割引。ラッキー。でも、パッケージを見ると「ナーンドッグ」です。悪い予感がします。娘の気持ちを逸らせるようにブラックサンダーも買いました。2割引のシュークリームと同じく2割引のクレープは冷蔵庫のチルドルームに隠して置いて明日食べてもらうつもりです。夜食用に低糖質のドーナツ(2割引)も。これなら大丈夫でしょう。

帰宅。

娘は居間で待っていました。

「見て、これ、ナーンドッグだった。ナンドッグじゃなくてナーンドッグだったよ」

特に反応はなし。商品名にこだわりはなかったようです。よかった。

「これも食べていいよ」

ブラックサンダーを置きます。

「飲み物、甘酒でいい? 甘いのばっかりだけど」

フリーズドライの甘酒が残っていました。

「いいよ」

相変わらずエラそうだ。

レンジで温めたナーンドッグとブラックサンダーと冷たい甘酒、カロリーは充分でしょう。

「おやすみ」

寝るかどうかはわかりませんが、空腹で暴れることは無さそうです。

よかった、と思います。

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高島利行
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