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だるいのにエアコンクリーニングでへとへと(前回の続き)

三連休の三日目にエアコンクリーニングを決意した私はホームセンターで高圧洗浄機の現物を見て購入を断念。代わりにホームセンターオリジナル蓄圧式洗車クリーナーを買って帰ってきました。

買い物から帰ってきたのは昼の2時。外は真夏を思わせる陽射しで既に疲労は溜まっています。

とりあえずエアコンの部品を外していきます。先日掃除するために外そうとして折れてしまったルーバーも、真ん中を思い切ってぐぬっと曲げると簡単に外せました。折れた時は思い切りが足りなかったんだな。カバーもネジを2本抜いただけで簡単に外せました。フィルターなどと一緒にベランダへ。

と、ここでベランダで使っていたホースはこの夏の大規模修繕でベランダを片付けた時に捨ててしまっていたことを思い出しました。ベランダじゃ洗えないな。あとで風呂で洗おう。

気を取り直して、まずは冷却フィンを軽く拭きます。それから電子部品のあたりを雑巾で覆ってからマスカーで入念に防護。続いて洗浄カバーをセット。下にバケツもスタンバイ。いい感じです。まずはカビキラーを吹き付けてしばらく放置、と思ったらカビキラーが全然足りません。交換用のボトルかなにかがあったはず。ありませんでした。代わりにマイペットを。これもほとんど残っていません。詰替え用もなし。他で代用するか否か。

諦めてドラッグストアに買いに行きました。カビキラーとマイペットの詰替え用を購入。

戻りました。

カビキラーを冷却フィンに吹きかけます。次にカビまみれのシロッコファンにも。ぐるぐる回しながら全体にしっかりかかるように吹きかけます。これでしばらく放置です。

その間にベランダのカバー等を風呂場に移動。こちらは水をかけてホコリを流してやはりしばらくそのまま放置で。

今回の目玉である蓄圧式洗車クリーナーをワクワクしながらセッティング。パイプやノズルをセットするだけなので簡単です。水を入れてポンプを押してみます。どれぐらい押せばいいのかがわからないので恐る恐る。大丈夫そう。試しに冷却フィンに吹きかけてみます。おお、これはいい。けど、ホームセンターで見たケルヒャーの圧力とは比べ物にならないな。まあ、あっちは本物だからな。あれを室内で使いこなせる自信はないな、やっぱり。

水はちゃんと出せることがわかったので、風呂場に置いたカバーやルーバーをスポンジでざっと洗います。いちおう表面はたまに掃除していたのでそれほど汚れてはいません。ルーバーについたカビもすっかり落としてシャワーで流しました。こちらは乾くのを待つだけです。

ということでようやくエアコンクリーニングの本番です。手袋とマスクをして洗車クリーナーの水を吹き付けます。冷却フィンにかけた水はドレインパイプで室外に排出されるようです。思ったほど汚れていないのはなぜなのか。

そして、いよいよシロッコファンです。これはもう作業を始める前にカビがこびりついているのを確認済です。カビキラーのおかげでだいぶ浮いてきたでしょうか。水をブシューっと吹きかけると真っ黒い水が流れ落ちてきました。すげえ。ブシュードバー。ブシュードバー。ブシュードバー。ブシュードバー。予想以上の汚れです。洗車クリーナーの水を何度も取り替えても出てくる出てくる。カビキラーがすっかり流れてしまったので再び吹きかけます。そしてまた洗車クリーナー。これの繰り返し。作業をしていると無心になります。気がつくと大きなバケツに真っ黒な汚水が溜まっていました。持ち上げるのも重たそう。一旦ここで手を休めて水を捨てなければ。

娘が部屋から出てきました。

「ちょっと。ちょっとちょっと」

娘を手招きします。

「パパね、エアコン掃除してんの。見て、この汚れ、真っ黒でしょ」

バケツの水を見た娘はうわっと言っていました。清潔不潔が気にならないはずの娘でもうわっと声を出してしまうほどの汚れ。でしょーという気持ち。なぜか満足感。

「これね、全然やってもやっても汚れがなくならないから、まだしばらくやってるからね。あ、カビキラー使ってるから換気してるから。ごめんね」

キッチン奥の窓を開け、風呂の換気扇を回しています。充分ではありませんがやらないよりはマシでしょう。

娘はブラブラしたあと部屋に戻っていきました。なんか食べたかったのかもしれませんが、パパはそんな暇ないから。エアコンクリーニング、始めちゃったから必死だから。

水を捨てたあと、また無心で水を吹きかけ続けます。その度に流れ落ちてくる大量のカビの塊と黒い汚水。途中でクイックルハンディをシロッコファンの下側からグイッと押し込んで裏の方までこするように拭きます。それでもまた黒い汚水が流れ落ちてきます。

2時間ぐらい悪戦苦闘してから確認してみます。ファンのカビはまだたっぷり残っています。どういうことなんだ。こういう時のために缶のエアダスターも用意してあります。強力噴射。シロッコファンから黒い小さなカビの塊が面白いように飛び散ります。どうやらこれぐらいではカビは流しきれていないようです。

疲れたので少し休みました。手を肩より上に上げ続けているのでかなり疲れています。顔も上を向きっぱなし。スタンドライトを斜め下から照らしているので見やすいのだけはよかった。

休んでいるとそのまま休み続けてしまいそうなのでバケツの水をまた捨ててから再開です。

このまま水をかけ続けていても埒が明かない気もします。やはり面倒でもファンの羽を1枚ずつブラシで掃除するのが正解だったのでしょうか。でもああいううまくいかないのに細かい作業、絶対途中でイヤになっちゃうからなあ。

改めてシロッコファンを観察し、さっきまでとは吹きかける水の向きを変えてみました。おお、なんかちょっとカビの塊の出方が変わってる。しばらくそれで水を足しながら右から左へ、左から右へと何回か往復。黒い水が減ってカビの塊が小さくなってきた。ここで再びクイックルハンディ。こちらはまだ黒い水が出てきます。減ってきてるかも。エアダスター。あ、明らかに減ってきた。

しばらく時間も忘れて作業を続けます。カビが出なくなった。でももう少し。バケツが溢れそうになって終了。多分、きれいになったはずです。

バケツの水を捨ててから乾いた布でエアコンの吹出口のあたりをさっと拭きました。見える範囲のカビは流せたと言っても過言ではないんじゃないかなあ。

6時を過ぎていました。しばらく休んでから洗浄カバーを外します。電子部品のあたりの養生も外しました。濡れてはいません。大丈夫そう。

カバーを取り付ける前にもう一度念入りに拭いておきます。見逃していた裏のあたりを拭いたら黒いカビが。この辺が足りなかったか。でもここは水をかけられないな。残念だけど拭くだけでもなんとかなりそう。

水気を大体拭き終えたのでカバーやフィルター、ルーバーなどを戻します。コンセントをつなぎました。特に問題なし。スイッチを入れます。

ファンから水が飛んできました。もう少し時間を置くべきだったか。布巾でカバーします。飛んできた水は汚れていませんでした。少なくともファンはきれいになったということだな。

いつもの設定で運転。おお、風の量が明らかに違う。音が、音が静かになっている。匂いも、カビの独特な匂いがまったくしない。カビキラーの匂いもしないから、少なくともシロッコファンのカビはすっかり水で流せたってことなんだな。

結果には大満足ですが、疲れました。冷却フィンよりもカビまみれのシロッコファンが最大の山だと思っていたのは間違っていませんでしたが、こんなに大変だとは。あと、可能ならシロッコファンを外して水洗いしたほうが簡単で確実だなと。

その後、夜に反省会を兼ねてエアコンクリーニングの動画を見ていたら「高圧洗浄の前に掃除機でしっかり掃除しておくのがポイント」というアドバイスに出会いました。言われてみるとそうだな。よし、あとの3台は水を吹きかける前になるべく掃除機のブラシとかでシロッコファンのカビを吸い取ることにしよう。

翌日、つまり今日の日中、肩と腕が痛むのは昨日のエアコンクリーニングの奮闘の成果だと気がつきました。帰りに百均に寄って狭いところに使える細めのブラシ付き掃除機用ノズルも買いました。今度の土日もがんばるぞ、おー。

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