ChatGPTは有料で、こわごわ眠る夜、社会への参加と文明の利器の利用と
夜中に腹痛に苦しめられた日の日中のことです。以前から無料で試していたChatGPTの有料版で最新のGPT4が使えると聞いて早速ChatGPT PLUSを使い始めました。残念ながら以前のGPT3.5との違いは私にはよくわかりませんでしたが、有料にしたのを機に以前から気になっていた諸々を試してみました。特に仕事関連で「使える(はず)」と思っていたことを中心に。そうすると、やはり思っていた以上に使えることがわかってきました。これなら月に20ドルでも充分に使いでがありそうです。まさか自分が生きているうちにAIを小遣い程度のお金で使う日が来るとは。まさに未来を生きているという感じです。娘はこういう感覚を味わうことはないんだろうなあ。なんかせっかくこういう時代に生きてるのにもったいないよね。
で、そんなことでちょっと感動したりしてから帰宅したあとには開業届をオンラインで提出しようと苦心していたその日の夜中に死ぬんじゃないかというぐらいの激痛で身を捩っていたわけです。AIは私の代わりに現状では確定申告も開業届の提出もやってくれません。やってくれてもせいぜい下調べとか下訳とかだろうな。さらに言えば身体の痛みなんかは引き受けてはくれません。使えねえなッ。違うか。それはさすがにお門違いというか八つ当たりというか。まあでもそのうちスマートウォッチにAIが組み込まれるようになったら身体の異変にも気がついて救急に連絡してくれたりもするかもしれません。早くそれぐらいになってくんねえかなあ。頼むよ、本当。
激痛の翌日は普通に起きて普通に過ごしました。仕事も普通。そういえば、どうしたもんかと選択で悩んでいた件をなんとなく漠然とした感じでChatGPTに聞いてみたら返ってきた内容の中に私がほぼ完全に見落としていた話題が含まれていました。そうだよ、その話、忘れてたよ。それは意外といいかもなあ。何でも聞いてみるもんです。案外、ブレストというかアイデア出しというか、そういう使い方もありかもしれません。
そして帰宅して娘に昨日の夜中は大変だったみたいな話をしたあとは以前からやろうやろうと思ってそのままだったプログラミングのサンプルをChatGPTに頼んで用意してもらったりもしました。永遠のサンデープログラマーである私は新しいことをやろうとした時に必死で検索をかけてサンプルプログラムを探すことがあります。考えてみると、真似て動かしてみて「動かねー」という過程を繰り返すのであれば、自分で探すのもChatGPTに用意してもらうのもほとんど変わりはありません。これでいいのかもしれません。
その日の夜は、また夜中に激しい痛みに襲われるのではないかという恐怖でやや緊張しました。あまり意識しすぎると余計に気になります。なるべく気にしない素振りでいつものように横になりました。眠れるかな、大丈夫かな。そんなことを考えるとなかなか寝付けません。ようやく眠ったのは2時近くなってからです。幸いなことに痛みはなく、朝までぐっすり眠りました。よかった。
ChatGPT、社内に向けてデモ的に使う時は日本語ですが、自分で使う時はなるべく英語で依頼するようにしています。普段、英語を読むことはあっても書くことはありません。なので、書くのは本当に大変です。学生の頃から英作文は苦手でした。相変わらずメタメタです。
ですが、ChatGPTに英語で質問を投げることで、文字通り「英語を使う」機会は激増しています。使わないとうまくならないということは確かにあると思います。ありがたいことにChatGPTは私の英語がデタラメでも鼻で笑ったりすることはありません。うまく指示が出せなくて何度も繰り返しても嫌な顔もしません。むしろこちらの間違った英文を直してすらすらと返事をしてくれたりします。これはある意味、AIならではの素晴らしい利点だと思います。せっかく有料にしたので、仕事にだけでなく、英語学習にもプログラミング学習にも使い倒そうと思っています。
でもなあ。スマホにAIが組み込まれたとしても娘には使えないんだろうなあ。音声認識と音声合成もAIを利用して猛烈な勢いで進化してるけど、受け答えが流暢であればあるほど妄想との境い目が危なくなるのは間違いないです。それと、娘は捨てるからなあ。娘は過去にも障害者手帳もマイナンバーカードもスマホも捨てています。どれだけ性能のいいAIがスマホに組み込まれたとしてもゴミ箱に叩き込まれたら役には立たないんだよなあ。そこから出てくるようなゴキブリみたいなスマホ……、ちょっとイヤかも。
社会に参加できなくて福祉の恩恵を得られないだけでなく、文明の利器を使えないことで技術の利便性を享受できないというのも本当に難しい問題です。なんだろうなあ、完全自律のコンパニオンロボットみたいなのでも普及しない限り無理だろうな。でもなあ、やわなロボットだとぶち壊されそうだな、娘に。
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