会社まで2万歩もなかったという
今日は娘が和室で寝たので私は娘の部屋で寝ます。娘の部屋には娘のものはほとんどありません。娘は私物という概念があまりないというかなんというか。(元)妻の怒涛の断捨離で娘が子供の頃に買ったぬいぐるみやおもちゃはほぼ捨てました。それに対して娘は特になんの感慨もありませんでした。物に対してもヒトに対しても何に対しても「愛着」というものがないのです。そのおかげで苦労は少ないです。私が死んでも「あ、そう」ぐらいの反応なんだろうなあ。まあでもそれはそれで無駄に湿っぽいのよりはいいです。
土曜日なので2万歩歩く予定です。どこを歩こうかと考えながら眠りにつきます。先週思いついたアイデア、2万歩とにかく歩いて帰りは電車で帰ってくるというのを実践しよう。とりあえず今回は定期が使える会社までの道のりにしよう。
朝、娘に起こされました。なんか食いたいそうです。そうですか。お茶漬けを用意しました。それからクスリ。今日は早くから歩こうかなあ。
諸々家事を片付けたりなんだりしていたら昼に近くなったのでゴミ出しついでにそのまま歩きに出ます。娘は昼前から寝ています。起きたら食べられるよう冷蔵庫に少し用意しておきました。私は水筒を持って出ました。
会社から家までは過去に何度か歩いています。震災の時も歩きました。あの時は橋のあたりで渋滞して余計に時間がかかったなあ。今日はそういうこともないのでずんずん歩いて進みます。
それにしても、都心に近づくに連れて観光客も含めて街が賑わっているのが新鮮です。もうコロナ以前に戻ってるのでしょうか。マスクしてないヒトも多いので気分はそんな感じなんでしょう。
だいぶ歩いたつもりで歩数計を確認すると全然歩いていません。途中で会社の最寄り駅まで歩いても歩数が足りないだろうことが見えてきました。そうか、2万歩だと会社まで歩く以上の距離になってしまうのか。
会社の最寄り駅の近くは随分と賑わっていました。そういえば休日にこのあたりに来るのは何年ぶりでしょうか。イベントにも来ない休日出勤もしないなので平日の静かな雰囲気のほうがしっくり来ます。こんなに栄えてたのか。そして平日午後には閉まっている店が開いているのに驚き、平日はいつでも入れる店に行列が出来ていることに驚き。
それはともかく、会社の近くまで歩いても2万歩には足りませんでした。そうなんだ。しょうがないので電車で帰ることにしました。あとはスーパーで買い物したりして足りない歩数を稼ぐことにしよう。
ところが電車でしばらく座っていたらそのあと歩くのが億劫で億劫で。2万歩だと中途半端に休憩を入れずに歩いたほうが楽なんだなと実感しました。休むとツラい。結局、買い物はせずにまっすぐ帰宅しました。あとで買い物に行くから2万歩は大丈夫だろう。
帰宅したら娘が起きていました。
「ケーキ買ってきて」
「え、今すぐ、パパ疲れたから休んでからにしたいから、ちょっと待ってよ」
「買ってきて」
「いや、行くから、あとで行くから」
「時間がダメなの、行ってきて」
「いや、あとで……」
どうもダメっぽいです。今すぐ買ってこないと爆発しそうな勢いです。ヤバい。
「他になに買ってくるの?」
「チキン」
「昨日食べたじゃん」
「そうじゃなくてチキン」
「……ローストチキンね」
「ポテトも買ってきて、冷凍の」
「え、ポテト揚げるの」
「揚げて」
「……わかりました」
そのあとも今すぐ行けと娘に急かされて買い物へ。ローストチキン、山ほど積んでありました。ケーキも既に割引開始。ポテトは細めのカリッと揚がるタイプにしました。パスタとミートソースも購入。これで足りるだろ。
娘は食べる気満々でしたが、7時すぎまで待ってもらいました。アルミホイルでくるんでグリルでしっかり温め直したローストチキンとカリッと揚げたポテトとミートソースパスタとショートケーキと。
クリスマスツリーはまだ出していません。もう面倒だから出すのやめようかなあ。毎年悩むな。
いただいたサポートは娘との暮らしに使わせていただきます。ありがとうございます。