③Brainstory Japan Tourと私の東京ツアー
そんな流れで佐藤マタにDJをバトンタッチ。
勢いだけの男のようでいて、DJのときには毎回テーマを決め物語性に重きをおいて選曲してる(らしい)。まぁ後で「あの曲良かったですけど、何だったんですか?」と訊ねると「何やったっけ?酔っ払ってて忘れた!」とだいたいはぐらかされますけど笑。この日も新旧インドネシア音楽で代官山に異空間を創り出してました。どこにいても周りを飽きささない人です。
Les Khmers。カンボジア歌謡をやる日本人バンド(言うたびに言葉が迷子になる…)ということでどんなバンドなのかとても楽しみにしてましたが、古いカンボジア歌謡から今現地で流行っているEDMのカバーまで幅の広いレパートリーで楽しませてくれるスーパーパーティーバンドでした。
「カンボジア現地のパーティーの勢いはこんなもんじゃない」とMCでも会場を沸かせてました(ブレインストーリーのメンバーも最前列でノリノリになってた)。ライブ前にVoの方にカンボジアの音楽や現地話をいろいろきかせてもらいましたがとても面白かった。
で、また自分のDJの番です。Bobby Orozaの時に続き、Les Khmers〜Brainstoryの転換DJという大役を仰せつかった私。クマイルスでドーピングされて会場の熱がかなり高くなっていたので「一旦クールダウンしよ」と思いこんな感じの選曲でスタートしました。
▼高安勝男と仲本興次グループ「いとしのカヌシャーマ」
涼し気な三線の音で始まる美しいオキナワンR&B。ジャケもラベルもちがう曲のモノでプレスされてます(沖縄モノにはこの手のプレスミスが多いらしい)。なんかジャマイカのレコードみたいよね。
▼Bacao Rhythm & Steel Band「PIMP」
50 Centのメガ・ヒット曲をカリビーンなスティール・パンでカバーした楽しいインストナンバー。トロピカルでエキゾチックなサウンドですが彼らはドイツのグループ。
▼The Rhinestones「Get It Up For Love」
近年再評価が著しいLA出身のフォーキーSSWネッド・ドヒニーの代表曲のカバー。ソウルフルでファンキーな泥臭いアレンジで原曲とはまたちがう感じの魅力が引き出されてます。
▼HR「Rasta」
トニーくんとの約束の曲。幕の下りたステージをフッと見るとマーティン兄弟が曲に合わせてステージ上で踊りまくっていた笑。で、幕の横からコッチに向かって「✌️ 👍」って。コレには流石に嬉しくて思わず「イェーイ!!」と大きな声が出てしまいました。
▼War「All Day Music」
ご存知、カリフォルニアのラテン・ファンク/ソウルグループの超名曲。両親が大好きで「ウォーを聴きながら育ったし、大きな影響を受けてる」とマーティン兄弟も語ってます。
▼El Michels Affair feat. Bobby Oroza「Reasons」
最後はどうしてもボビーの曲でブレインストーリーのライブへと繋げたかったので…
そして、幕が上がりいよいよブレインストーリーのライブがスタート!楽器の音が鳴り出した瞬間、お客さんが「ハァ…ヤバい!」って思わず声を上げてます(そのキモチわかりすぎるくらいわかる…)
みんな大好き「Seasons」では会場内は大合唱に。
アルバムではフェードアウトで終わる「Beautiful Beauti」もこんな感じに曲が飛躍。続く「Moth Love」がライブ映えしまくってた。
9分近い演奏の「Thank You」でライブを〆たブレインストーリー。途中ケヴィンがフロアに降りてきてギターを弾きまくる場面もあり。久しぶりにお会いした音楽関係の編集者Mさんも「スターク・リアリティーとかソフトマシーンみたいだった」と興奮気味に感想をおっしゃっていました。
と、こんな感じで何度も何度もきいてたはずの曲がまた違う表情をみせてすっかり酩酊&陶酔「あれ?コレ何の曲だったっけ!?」みたくなる瞬間が何度もありました。てか、演奏力高すぎ!ボーカル&ギターが目立つけど、トニー&エリックのリズム隊強すぎ!この二人のボトムがあってこそケヴィンが自由に暴れまわれるんだろうなぁと。もの凄いトライアングルでした。完全ヤられました…最高!
ライブ終了後にレコードをライブの興奮の勢いのままプレゼント🎁。トニーくん「え!マジで!いいの?!」ってむちゃくちゃ喜んでくれました。
そんなブレインストーリー。ライブでもやってた新曲がもうすぐ7"レコードでリリースされます。
「モノより思い出」なんて一時期よく言われてましたが「思い出はモノに宿るんだよ!マストバイ!!」って感じです。まずはぜひ一度お聴き下さいっ↓
▼Brainstory「Nobody But You」
というわけで!あのスペシャルな時間を共有できたたくさん方々ありがとうございました!そして、主催のMusic Camp Inc.宮田さん&オカポンさん本当に本当におつかれさまでした!
Please come back to Japan! Brainstory‼︎🐎💨
(あとちょっとだけ、続く)
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