タネを撒きつづける
10月が決算のためジリリタは
昨日で創業して3期目を終えた
コロナに入り2月以降、売り上げの8割を
占めていたアニメグッズなどのOEMの
仕事がイベントの中止、映画の延期などで
80%減少し大ピンチになる
そこで、元々、信金で融資を考えていたのが、
コロナ対策の緊急融資になったため
低金利で融資を受けられるようになり
ひとまずキャッシュは確保
自社開発のオリジナル商品の
スラックレールのイベントも3月以降全てキャンセル
社員達をテレワークに切り替え、
出張か桐ヶ丘ラボにしかいなかった
自分も社員のいない赤羽本社に籠る
こととなる
その間、取り組んだこと
・新商品のSOiROの開発
・オンラインでのスラックレールの指導と
・全国トレーナーとの交流
・2019スラックラインワールドカップ王者からのオンラインでの宿題のチャレンジとクリア
・一般社団法人日本笑顔プロジェクトへの
支援継続
・オンラインでのスラックレール1000本チャレンジ
・他社商品開発への協力
・動画作成を学ぶ など
売り上げとは直接関係ないことが多いが
元々じっとしていられない性格の中、
8ヶ月会社に籠る中で思い立ったことは
ダメ元でやって来た
結果は
5月から、巣篭もりでの宅トレとして
スラックレールが、雑誌、番組で少しづつ
取り上げられたり、2年やってきた高評価
のレビューの効果が現れ売れ出して来た
全体の売り上げ昨対60%
OEM昨対40%
オリジナル昨対140%
構成比 オリジナル:OEM=4:6(前期2:8)
粗利5%アップ
結果、今期、営業利益でギリギリではあるが黒字が見えた
元々、オリジナル品のスラックレールは
認知度が上がるまでには時間と先行投資が必要であり、ロングセラーにするために
売り先、パートナーを共に長く取り組んでもらえるところとのみの取引をしてきた
そしてオリジナル品はOEMと比べ投資もあるが、利益率は適正な高さに設定ができるのと、
発売当初の薄利から、様々な改善を行い利益が
適正に取れるようにして来ていた
実はその時には一見意味のなさそうなことに
懸命に取り組んだ結果が今に至っている
これは共に頑張ってくれた社員、ご協力応援いただいたみなさんのおかげである
だからジリリタはラッキーだと言うコトバで
片付けてはいけない
日々、撒いてきたいろんなタネが少しづつ
芽を出して来ている
だから水やりを怠ってはいけないし
他のタネも撒き続けるのだ
今期、補助金などを含めると利益も確保
できたのだが、社員への決算賞与と次の
タネ撒きへの投資を行った
小さな芽が出て、葉が生えて行くのを
4期目も楽しんで行こう
この二枚の写真は創業時ホワイトボードに書き出したもの見返すことはなかったが根幹はブレていないようだ