ベトナムに行った本当の理由
ベトナムホーチミンの空港に夜降り立った瞬間から気温だけではなく、ヒトビトの熱気に包まれていた。
僕らが生まれた47年前はまだベトナム戦争中。
物心をつくと、ベトナムのゲリラ戦、枯葉剤、奇形児のニュースが飛び交い、映画ランボーの派手なアクションの中に強い方が決して正義でもなく、そこに属する側の心を蝕むのだと漠然と見ていた。
僕らの親の時代では、日本における第二次世界大戦終戦後でありその後の日本の高度成長の流れの中、昭和を生き平成、今の僕らの生活がある。
僕が創って行くおもちゃは老若男女国籍障がいを問わないものを目指して行く訳だけど、とどのつまりは
世界平和をもたらすおもちゃをimagineしながら作って行くつもりだ。ジョンレノンが音楽だったように、僕は夢想家のおもちゃ屋を目指す。
今、ベトナムが若くて経済成長も著しく元気になっていると言うのが戦後の日本に繋がり、閉塞感に溢れる日本、地域を盛り上げる手がかりにならないかとの思いでやって来た。
スラックレールと言うトレーニングトイが言葉の通じないこの国で通用するかも確かめたかった。
結果的にはベトナムのみなさんは若くて、笑顔で優しくて元気な印象と、僕が会った方たちだけかもしれないけど希望を持って生きていると感じた。
そして戦争証跡博物館に行きアメリカ軍のヘリや戦車と機関銃の銃口を目の当たりにして涙が止まらない。
戦争はヒトを狂わせると心底感じる。
博物館内で三人の女性たちが小さく短い手足と口で器用に何かの作業をされていた。
とてつもない傷跡が残っているはずなのにベトナムのみなさんはなぜ明るく元気なのかを、ご縁で繋がったベトナム家庭料理フーンライのオーナーの白井さんに率直にぶつけてみた
すると
ベトナムのヒトは過去にこだわらない。
こだわってもなんにもならない未来のことも考えず、とにかく今を大切に一生懸命生きているから明るく前向きで元気なんです!
仏教用語だと、「前後際断」
過去、未来にこだわらず今を生きる
さぁ僕たちも見習って明るく元気にガンガン生きましょう!
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