大家さんになりたい人へ【5分ラジオテキスト】
まっちゃんのラテラジオのテキスト版です。
最近、大家さんになりたいという相談をよく受けます。
特に不動産を『初めて』購入したいという方が多いのですが、最初の一棟を買うのはやはり大きなチャレンジですよね。
最終的には自分でしっかり勉強して、市場調査や金融機関との交渉、事業計画の作成などを全部自分で進める必要があります。
ただ、どこかで「よし、これで行こう」と決断し、踏み出す勇気が決定的に必要です。
正直、初めから完璧な物件を手に入れるのは難しいです。
もちろん、運良く理想的な物件に出会えることもありますが、多くの大家さんが「最初の物件は今なら買わないかも」と感じることが多いと聞きます。
私自身もそうです。
一棟目に購入した物件は駅から徒歩20分で坂の上の擁壁物件、しかも駐車場もありませんでした。当時は利回りが高いことと、「まずは経験を積もう」という思いで購入しましたが、今なら正直悩むと思います。
それでも、一棟目を購入すること自体が大きな意味を持ちます。
一度物件を買えば、不動産業者さんから「この人は買う意思がある人だ」と見てもらえるようになる。
逆に、検討しても「買うのはやめた」という人も多く、私自身、最初に検討した物件を最終的に断った経験があります。
8000万円の築浅木造物件で利回り9%、条件は悪くありませんでしたが、最後の一歩が踏み出せませんでした。その結果、不動産業者との縁も切れてしまいました。今なら絶対に買います。絶対に。
(フルローン融資の仮審査も通って、現地調査に3回も行った挙句断ったんです。流石に業者さんもぶち切れ案件ですw)
怖いんですよね、初めての購入は。
だからこそ一生懸命に勉強し、調査し、計算し尽くす。
けれど、その過程でリスクばかりが目について、かえって踏み切れなくなることもあるでしょう
。
でも、最終的には自分で決断するしかありません。
他人に「これを買えば間違いない」と言われて買ったとしても、うまくいかなければ後悔しますし、うまくいけばまた人に頼る事を覚える。
自分で決断し、その結果を受け止める覚悟が無ければ、きっと不動産を所有するストレスにも耐えきれないと思います。
(空室、滞納、修繕、夜逃げ、雨漏り等々、トラブルは数え切れない)
大事なのは、自分でリスクとリターンをしっかり理解したうえで、自分で「やる」と決めることです。
その決断を後押しするのは、自分が積み重ねた勉強や調査です。
そして、もちろん不動産購入は数字が大事ですが、最後の一歩を踏み出すのは覚悟、断固たる決意です。
一棟目を手に入れると、二棟目以降の購入は驚くほどスムーズになります。その最初の一歩が一番大変ですが、それを乗り越えれば、次のステージが広がります。
一棟目、ぜひ頑張って挑戦してみてください。