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書くモチベーションを維持するために

昨年末、あなたも発信しよう!という主旨のnoteを書きました。

どんなクリエイターさんだって、最初の1回は必ず経験する。始めから歴戦の作家さんなんていないはずです。だから、あなたも恥ずかしがらずに発信してみましょう、という内容です。どうでしょうか、最初の一歩は踏み出せましたか。

さて、もし発信できたとして次の問題はこれです。

note記事の投稿を始めたはいいけど、ほとんどの場合は期待した程は読まれない。従って、継続するモチベーションが続かない。

私も同じです。
どんなに心を込めて書いても、読まれなければ次も書こうという気力は無くなってきます。

どうせそんなに読まれないよな。
じゃあ書いても仕方ないよな。
そう思ってしまう。

書く事が収入に直結する人に対しては、あだち先生の明快な回答が参考になります。曰く

書く事は通勤と同じだ。通勤にモチベーションは不要だ。
すなわち、書く事にモチベーションは不要である。

https://x.com/adachinoaccount

一方で、まずは継続と考えている人にとっては、まずもって書いたモノが見向きもされない事に対する恐怖がことさらに大きいのでは無いでしょうか。

そこに小さなプライドなんかが出てくれば、もう過去に書いた記事なんか無かった事にしてそっとフェードアウトしてしまったとしても無理はありません。

『やっぱりつまんないから、書くの辞めよう』って、そんな声も聞こえて来そうです。

大して記事を読まれてるわけでも無い私が言うのもおこがましいですが、あなたの記事が読まれない理由として、

  • 誰もあなたが記事を書いた事を知らない。

  • 誰もあなたの記事を読む理由が無い。

とうのはあるでしょう。

Xで1500人ほどのフォロワーがいた当初に書いた私のnoteは、物珍しさと10年来温めていた渾身の子育てネタが受けて200を超えるスキを頂きました。

https://note.com/takashim51/n/nc8d78aa3dd4b?sub_rt=share_pw


その後いくつか記事を書くも、それ以降はじわじわと読んで頂ける数も減っていき、やがてマイナス成長に耐える事が出来なくなった私は書くのを辞めてしまいました。苦い経験です。

自分はもしかして文章を書くのが上手いのではとのぼせてしまった。しかし、そんな事は無かった。その上で読んでもらう努力を怠っていたのですから、当然の帰結でした。

当時は有料noteという選択肢は全く考える事もできませんでしたので、書くたびに自分が否定された気になってしまい、いつしか継続する意味を見失ってしまいました。

だから、あなたが文章を書いたとして、それが読まれなかった時の失望感や恐怖感はすごく分かります。
私も、今また読まれない恐怖と向き合いながら、もう一度書いています。そして今では、基本自分の文章は読まれないとの立ち位置を理解したからこそ、そこからの試行錯誤を楽しもうとも考えています。

無様かもしれないけど、売れっ子作家になれないからこその『もがき』であり、その全てを自己開示しているのです。

あなたの(そして私の)記事は読まれない。
そこがスタートです。現在地をしっかりと認識しましょう。

それを踏まえて、少しでも読まれるための施策として以下2点を提案します。

『記事を書いた事をアピールする』

あなたが記事をアップしたとて、誰もそれを知りようがありません。
そもそも『読む・読まない』の検討テーブルにも乗ってきません。

つまらないプライドは不要です。
あの猫山課長さんですら、記事をアップしたら何度も何度もXのタイムラインにポストして宣伝しています。
徹底的などぶ板営業。
私達が、それをしなくていい道理などありません。

私は大家さんとして、所有物件の空室を埋めるために仲介業者を営業回りする事もありますが、それと全く同じなんです。
空室があるから入居者を見つけて下さい!と、塩対応されながらも仲介業者さんにお願いします。そこには恥も外聞もありません。


『あなたの記事を読んでもらう理由を考える』

理由も無く記事を読んで頂ける人は、きっとその作家のファンだけです。
池井戸潤氏の小説ならば、タイトルや評判など関係なく、私は読みます。理由はありません。好きだから読む。

あなたの記事を読んでもらうために挑戦すべきは、『読んで頂く理由を提供する』か『自分を好きになってもらう』のどちらかではないでしょうか。

ハードルは高い。めちゃ高い。分かってます。

で、あれば。
まずは普段から自分を知ってもらい、発信内容の色を伝えましょう。
note記事への流入経路を考えても、普段からのXのポストは重要です。

それから、フォロワーを増やす努力も必要です。その上で、自分のアカウントのカラーを明示して人となりを明らかにする。そうすれば、あなたの記事に興味を持ってくれる人が10人は現れるかも知れない。そのうち4人は記事を開いてくれるかも知れない。そのうち1人が拡散してくれるかも知れない。

とにかく、興味を持ってくれる人の絶対数を増やすのが大事です。

次に考えるのが、どうすれば人はあなたの記事を開いてくれる可能性が上がるのか、という事でしょう。それは、記事のタイトルに読者が得られるメリットを明示する事です。

繰り返しますが、私は、池井戸潤氏の小説ならばどんなタイトルでも買います。

一方で、誰も興味が無いあなたの記事がタイムラインに流れて来た時に、何が書いてあるか分からない記事を開こうと思うでしょうか。
きっとそうはならない。
であれば、タイトルにその記事を読んでもらう理由を仕込む必要があります。

私もいろんなnote記事を読んでいます。
その基準は『誰が書いてるか』というのもありますが、それと同じくらい『タイトルに引かれるかどうか』も吟味しています。それを読んで何を得られるだろうか、という事です。
(5分ラジオはどんなタイトルでも聞くけど。)

とかく、継続するモチベーションを維持するというのは本当に大変です。
そのためには、『読まれないのが当たり前』をスタートにしておかないと、あっさりと挫けてしまう。

そこをベースにしながら、読んでもらうための泥臭い営業と、読んでもらうための動機付け。
これを繰り返しながら『あなたの文章だから読んでみよう』という人を一人づつ増やしていく作業です。

始めから結果を出す人はいるでしょう。
凄い勢いで伸びて行く人もいるでしょう。

そんな人を横目に、すぐに結果が出ないと悩むあなたは(そして私は)、少しづつ手を変え品を変え試行錯誤を繰り返していくしかありません。


時間はかかるかも知れません。
それでも、打つ手は無限に残されています。

書くのを辞めるのは、やるべき事を全てやった後でもいいはずです。

正直、私も試行錯誤の真っ最中です。
もっと読んで頂けるようになるヒントはたくさんネットにありますが、
それらを実践しながら、自分に合うスタイルを模索しております。

Xでの発信。
音声の毎日更新。
それのテキスト版の発信。
3000文字程度のnote記事。

何が正解か分からないし、人によってまた正解も違うでしょう。
私のモチベーションは、自分で考えて打った施策がどのように結果に反映されるかをじっくり観察する事です。

皆さまいろんなモチベーションがあるかと思いますが、まずは記事を多く読んでもらえる事が第一かと思います。
本記事が、そんなあなたのヒントになれば幸いです。



最後になりますが、こちらの記事は今から文章を書きたいと思ってる方、既に書いてる方どちらにも読んで頂きたい記事です。
そもそも論ですが、せっかくたくさんのハードルを乗り越えて読者に記事を読んで頂いても、肝心かなめの『記事が面白くない』と、また読もうとは思ってもらえないところ、
『こうすれば読み手に面白いと思ってもらえる文章になる』
方法が具体的に書いてあります。



最後まで読んで頂き大変ありがとうございます!
記事が面白いと思って頂ければスキを押して頂けると嬉しいです!


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