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素直に学び続ける人に気を付けて欲しい事
自分はどうなりたいのか。
その問いからは絶対に逃げちゃだめだ。
お金、時間、属性、家族、いろんな制限はあると思うけど、そういうの一旦脇に於いてだね、自分は一体どうなりたいのか、ちゃんと考えて。
私はフランケン(https://x.com/BlackSheep8270)さんの常人離れした思考の深さと言語化能力に憧れるし、ブロック時間の使い方に対する提言には目から鱗のような学びがあった。
猫山課長(https://x.com/nekoyamamanager)さんのnoteは大好きだし、何ならその1本目のnoteの前段となる連ツイから読んで来たほどの古参ファンだと自負している。
あだち先生(https://x.com/adachinoaccount)のビジネスやマーケットに対する知見や洞察の深さは畏怖の念を抱くし、メルマガで語られる鋭い言説には刺激を受けまくっている。
上のお三方のXやnoteなどの発信はいつもチェックしている。
私と同じような方は大勢いらっしゃるのではないだろうか。
本業や副業での圧倒的な結果や多種多様なビジネス展開、知識の深さやエッジの効いた発信内容など、エンタメとしても学びとしても大変に興味深いものがある。
真似したい部分も多々あるし、どうやったらお三方のようになれるのだろうかと考えてしまう事もしばしばだ。
ただ、そういった考えは毒薬にもなりうる事を忘れてはいけない。
劇薬、有害物質、毒饅頭。
それは気付いたらあなたの精神を蝕んでいるかも知れない。
やれと言われた事を素直にやるのは大事な事だ。
でもそれは、あなたの『なりたい自分』と、これをやるべしと語る人の『ビジョン』が重なった時だろう。
『副業で稼ぐにはどうしたらいいですか?』
という手段的な問いに対する答えが
『寝る間を惜しんでとにかくやれ』
だったとして、もしあなたの真の願いが
『10年後に健康的で引き締まった身体を手に入れ、時間を気にせず好きな事をいつでもできるような生活がしたい。それを叶えるために独自の商品を作り販売できるようにしたい』
という状態を望む問いだった場合、果たして
『寝る間を惜しんでとにかくやれ』
は必ずしも最適解にならないのと同じだ。瞬間的にはそのチョイスが正しい事もあるだろうけれど。
『会社の看板に頼るのは辞めよう。会社の看板を取り去った自分自身の価値を高めよう』
との主張を見た後に
『会社における出世は目指すべき。他人に評価される事は重要だ。』
と言われれば、ただ言われた事を真に受けるようなマインドだったら
『結局会社の仕事にコミットすべきなの、しなくていいの?』
という"ずれた"迷走を始めるかもしれない。
成功者の語る成功法則、メソッドはその接種方法を間違うとまさに精神に浸食してくるポイズンとなり得るのだ。
コンテンツをまずは100出そうという話がある。
それを成し遂げたら何が起こるか分からないけど、結果を出した方々がそう言うならば、きっとそこには何か意味があるのだろうと察する。
そして、実行に移す。素直にやる。
それはいいだろう。やって初めて得られる気づきもあるだろうし、やり遂げた暁には束としてのコンテンツが築かれているのだ。商品の見た目をしていなくても、それはあなたが積み上げたものだ。
しかし『100個のコンテンツを出す』という行動的主張を単純にトレースしたとして、『自分はどうなりたいか』をしっかり考察し次のアクションに繋げようとしなければ、『ただ言われたからやってみた』で終わってしまう。
継続する事の意味。
内容の吟味。
周りの反応。
今後の展開。
これらが結局『自分はどうなりたいか』に地続きで繋がっていないと、
『やってみたけど結局有意な変化は起こらなかった』で終わってしまう。
『成功者がいう成功パターンを真似する』のはとにかく大事だ。
徹底的に真似する。パクる。
オリジナリティを入れない。
でもさ、ちょっと待って欲しい。
ちゃんと『自分でどうなりたいか』を考えてる?
今やろうとしているソレは、自分が登りたい山の頂に続く道に沿っている?
何が大事で何が不要か、ちゃんと自分で決めてる?
そんな目標をちゃんとメンテナンスしてるの?
例えばだ。
さして遅くも無い時間に会社から帰宅する。
同僚と飲みに行く日もあれば、ジムで体を動かす日もある。
給料は決して多くないけれど、さりとて食べていくには困らない。
あまった時間は好きなゲームをしたりアニメを観たりして過ごす。
それだって、人生で一番若い今を楽しくおかしく生きていく一つの選択だし、あなたがそれを選んだとて、誰に文句を言われるというのよ。
いずれ気の合う異性と結婚するかも知れないし、しないかも知れない。
それだってどっちだっていい。結婚しない選択も決して不自然でない世の中になってる。
周りを見てごらんよ。
果たして副業してそうな人がどれくらいいるの?
株や投資信託なんかは買ってるかもね。
でも、それってあなたにも明日からできる。
あなたは何故副業が大事だと思うんですか。
それで追加の稼ぎを得たとして、何をしたいんですか。
どうなりたいんですか。
その稼ぎが無いと生きていけないんですか。
その辺を深く考えて自分がどうなりたいかの解像度を上げないから、迷う。
迷走、苦悩、逡巡、錯乱。
副業をしなければいけないんだ!
会社の稼ぎじゃ足りないんだ!
昇進しないといけないんだ!
もっと自由な時間が欲しい!
いやいやいや、それって何のためなんだよ。
どうしてそう思うのよ。
そこをちゃんと考えたかって言ってるの。
成りたい自分がある。
叶えたい状態がある。
本当にそう思ってるなら、じゃあやったらいいじゃないか。
誰になんと言われようと、自分が思う最適な登山ルートをデザインしなよ。
その過程で、既に山々を踏破した先駆者の意見は非常に大事になると思う。
いろんなエッセンスを取り入れたらいい。
でもね、同じ山を登る必要なんてないんだ。
ちゃんと自分の山を登ればいい。
登りたい山は決まってないけど、あの人が登ってる山は何だか良さそうだな、その登山ルートちょっとついて行ってみよう。
なんて思ったら危ないよ。
その人と体力も知識も職業も住んでる地域も違うんだからね。
なんなら、そもそもあなたが山頂から見たいと思ってる景色がその人と違うって事、十分有りうる。
それに気づいた人から、だんだんと登るのを辞めていくんだ。
だってそれは他人の山だったんだから。
いいじゃん。気づいたんなら。
一旦降りたらいいじゃん、その山。
そして、考えよう。自分が本当はどの山に登りたかったのか。
登る山が決まったなら、また最初の一歩を踏み出したらいい。
間違って途中まで登ったんなら、その分の体力とスキルはそれなりに再利用もできるってもんだよ。
俺は自分の山を登ってる。
その途中、いろんな人の意見を参考にしながら、自分の登山ルートにフィットする知見を取り入れながら、ジグザグジグザグ自分の山を登ってるよ。
見当違いなツールを手にして回り道って事も一度や二度じゃない。
それでも俺の人生なんだ。自分の山を登ってるの。
登る山を決めたんなら、スタートを切ればいい。
俺は俺で忙しいからあなたの山を一緒には歩けないけど、こっちの山の中腹から、大きな声で応援するわ。
最後まで読んで下さりありがとうございます。
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