見出し画像

#20 関西のRevelApp導入事業所さんにお邪魔してきました!

おはようございます。福祉とテクノロジーをつなぐ近藤貴司です。

あっという間に1月も終わりに近づいてきました。今年も無事に12分の1が過ぎましたw皆さんはどんなスタートを切られましたか?

さて、先週は関西に行ってきました。目的は「RevelApp」を導入していただいている施設さんを訪問すること。直接お話を聞きながら、現場のリアルな活用状況や効果をヒアリングさせていただきました。

7泊8日という、僕にとっては結構長めの出張だったんですけど、そのおかげで新しい気づきもいろいろあり、その中でも面白かった活用事例をシェアさせていただきます。

メッセ熊子のランチ。完全に胃もたれしました

音声で楽しみたい方はこちらから⬇︎
youtube→https://youtu.be/Y_GVuhmuV4I
StandFM→https://stand.fm/episodes/679f345a0c04efd42941d474


RevelAppってどんな仕組み?

まず「RevelApp」って何?という方のために、簡単におさらいを。

「RevelApp」は、体調管理とブロックチェーンゲームを組み合わせたツールで、ゲームを通じてお仕事をしながら、同時に体調の記録や管理もできるWebサービスです。

ゲームのプレイ内容を記録したり、その日の体調を簡単に自己チェックしたりすることで、「楽しい工賃作業」の中に自然と習慣として管理が組み込まれていくイメージです。加えて、ゲームのプレイ結果が利用者さんの工賃にもつながるので、「まずは事業所に行く」「好きなことが仕事にある」第一歩として活用されるケースが増えています。

実際のプレイの様子

ゲームを通じて生まれるコミュニケーション

今回訪問した施設の一つで、利用者さん同士のコミュニケーションがめちゃくちゃ活発で驚きました

ある方がゲームをプレイしていると、他の利用者さんが「次、僕がやってみる!」とか、「こうやるとスコア伸びるんじゃない?」なんてアドバイスをしてくれるんです。みんなで順番を決めたり、協力しながら進めたりする姿を見ていて、「こういうつながり方があるんだな~」と改めて感動しました。

ゲームって一人で黙々とやるもの、みたいなイメージを持っていたんですけど、こうやって共有体験として盛り上がる場面があるのはすごくいいなと思いました。

中には「前に一度やってみてハマらなかった」という方が、他の利用者さんのアドバイスで再挑戦してみて、「今回は意外と楽しかった!」と笑顔を見せてくれるシーンもありました😁

こんなふうにゲームを通じた新しい体験が広がっているのを見て、このツールの可能性を再確認しました。

自由記述欄の意外な効果

また、体調管理シートの「自由記述欄」がすごく役立っているという話もありました。

ゲームプレイ記録表

普段は支援員さんに直接言えない(言いにくい)ことを、この欄に書けるようになったことで、支援につながった例があったそうです。

今回のケースだと、いつもは体調不良でも我慢して「普通です」「大丈夫です」しか言ってくれないASDの方が、この記入欄に家庭でのトラブルを仄めかす一文があったそうです。それをきっかけにして面談を行ってみたら、やはり大問題になりかねない家庭内トラブルの火種が見つかりました。

未然に事故を防止できた素晴らしい事例です。

他にも、「最近ちょっと寝つきが悪い」とか、「いつも勝ててたゲームのスコアが落ちてきている」みたいな小さな変化が、体調不良の未然防止につながる大きな手がかりになったりするんですよね。

実際に他施設でも、利用者さんが自由記述欄に「新しい薬を飲み始めて調子が変わった気がする」と書いたことがきっかけで、支援員さんが医師と連携してフォローに動いた事例もあるそうです。こうした気づきが生まれるのは、ゲームの延長線上でシートを記入するという「ハードルの低さ」と、「業務の1つとしてやっている適度な緊張感」のおかげかなと感じます。

野菜の梱包・出荷を行っているB型さんでの導入も👏

RevelAppのこれから

現時点で「RevelApp」は、"ほぼ紹介制"で導入施設を少しずつ増やしています。正直、大々的に広告を出してガンガン売る、みたいなスタイルではないんです。

というのも、このツールはただ広げるだけではなく、導入後にしっかり効果を出せるようサポートすることに力を入れているから。福祉施設の現場で、怪しいものではなく、本当に必要なものとして定着させるために、慎重に進めています。

あと別件ですが、最近は「〇〇社がイベントで言っていたサービスですか?」のような誤認からのお問い合わせが増えております。弊社の理念とはちょっとズレた他社サービスと間違われている施設様が多く潜んでる事がわかったので、「違う!そうじゃない!!」を慎重に丁寧に啓蒙していくためにも、福祉業界に変な誤解を与えてしまうような過度なPRは今は避けています。

とはいえ、これからもっと多くの方に知っていただけるよう、ウェビナーの開催なども検討中です。興味がある方がいらっしゃったら、ぜひお気軽にお問い合わせください😁

こんな感じで、今回の大阪出張で得られた気づきをお話ししました。

少しでも参考になれば嬉しいですし、「うちでもちょっと試してみたいな」という方がいたら、ぜひこちらからお声がけください。

それでは、また次回の投稿でまたお会いしましょう!


いいなと思ったら応援しよう!