#18 2025年もよろしくお願いします!
明けましておめでとうございます!福祉とテクノロジーを繋ぐ近藤貴司です
今日から情報発信を再開していこうと思います。ちょっとサボってしまって、申し訳ないです(笑)。
年末年始は、久しぶりに家族と過ごす時間が取れました。長野の山の方に籠って娘とスキーをさせてもらったり。日常だと、一緒に夕食を食べるのも月に5回あるかないかなので、家族とゆっくり過ごせたのは良いリフレッシュになりましたね。
それ以外の年始の時間は、みなとみらいのホテルに一人で籠って、ひたすら本を読む時間に使わせてもらいました。これがまた、めちゃくちゃ良かった。
ご飯はホテルのコンビニで調達したカロリーメイトとサラダチキン、あとはUber Eatsでサラダ頼んだりして、丸3日間ぐらいほぼ誰とも話さずに過ごしました。ホテルの良いところって、本当に「無音」なところ。外の音もほとんど聞こえないし、めちゃくちゃ集中できる。
こういう時間って、たまに必要だなと改めて感じました。1.5ヶ月に1回ぐらい、こういう「脳内アップデート」の時間を意識的に取っていこうかなと思いました。
音声で楽しみたい方はこちら⬇︎
Youtube→https://youtu.be/lU0w4qAnz8Y
StandFM→https://stand.fm/episodes/6788f64142018105929a46cb
2025年の目標を練り練り
ホテルで何をしていたかというと、2025年、及びここ10年ほどの目標設定をじっくり考えていました。
僕、正直「長期目標」とか「計画をコツコツ実行する」のが苦手なタイプなんです(笑)。いわゆるADHD的な特性もあり、目の前のことにすぐ飛びついちゃう。逆を言えば「異常な行動力と推進力」とも言えますが…だからこそ「自他ともに観測できる目標」を立てるのが大事だなと思いました。33歳になってようやく自分の特性の乗りこなし方が見えてきたって感じです。
ただ、年末年始の数日間じゃとてもじゃないけど時間が足りなくて、まだ全然整いきっていないんですw
「何を頑張る」とか「目標を立てる」って、意外と簡単そうで難しいじゃないですか。皆さんも経験あると思いますけど、「こうしよう!」って意気込んでも、途中で挫折してしまうことって結構あると思うんですよね。
なので今年は、自分をハックし、「人に宣言する」「公開する」ことも含めて、長期的に何をどうやって進めていくかをしっかり固めていこうと思っています。このあたりも、整ったらまたお話ししたいなと。
年末にRevelAppのチラシを試験配布してみた
年末の12月27日頃から、「RevelApp」のチラシを全国の福祉施設に試験的に配布しました。
全国の施設さんにランダムで100枚くらいお送りしたんですよね。透明な封筒に入れて、「なんだこれ?」と思ってもらえるように工夫したんですけど、封入作業をうちの加藤がよく頑張ってくれましたw(本人は楽しんでたみたいです)
なぜ大々的な広告展開をしていないのか?
今月も追加で数百枚のチラシを配布していこうと思っています。でも、LP(ランディングページ)や広告を大々的に出していないです。
その理由は、このRevelAppというサービスが、「全国1万施設に一斉に導入してもらうぞ!」という規模感で展開したいものでは無いからです。
就労支援系の施設って、全国に2万施設ほどありますが、100施設、150施設ぐらいの導入で十分回る(収支が成り立つ)設計にしています。
福祉業界の報酬改定リスクを見据えた慎重な設計
福祉業界の方なら分かると思いますが、大規模な報酬改定があるじゃないですか。これ、3年に1回、法律がガラッと変わるものなんです。
例えば、「利用者1人につき1日1万円支給されていた報酬が、急に5000円に半減しました」ということが本当にある業界なんです。当然ですが、ビジネスモデルがひっくり返るレベルのインパクト。
だから僕らは、広告をバンバン出して一気に広げるという手法は取っていません。慎重に説明し、理解していただいた上で導入してもらいたいのと、
業界的にも非常に怪しく見えるサービスなのを重々承知してるので、無理やり広げようとすると、よくあるヤバいフランチャイズやコンサルビジネスっぽく見えてしまう。もう皆さん飽き飽きしてるアレらですw
ペンシルベニア大学の「実行意図」の研究が面白い
ここで、RevelAppに関係する面白い研究を紹介します。これはペンシルベニア大学で行われたもので、ワクチン予防接種の接種率を上げるための工夫についての実験です。
ある電力会社が、社員3300人を対象にインフルエンザの予防接種を呼びかけました。でも、単に「予防接種を受けてくださいー!お願い!」と案内を出しただけでは、接種率は10%程度しか上がらなかったんです。
そこで会社側が「予防接種を受ける日程を事前に記入してもらう」という仕組みを導入しました。「何月何日の何時に受けるか」を紙に書かせるだけです。すると、なんと接種率が20%上昇したんですよ。
これ、すごく興味深いですよね。人って、「行くか行かないか」を決めるよりも、「何月何日に行く」と具体的に決める(書く)と、行動に移しやすくなるんです。
実行意図というのは、将来の行動を具体的に言葉にしたり書き出したりすることで、行動に移す確率が上がるという心理学の概念です。これが、RevelAppの仕組みの中にも応用されています。
実行意図をRevelAppにどう活かしたか?
RevelAppでは、利用者さんにブロックチェーンゲームをプレイしてもらった後、体調記録表とゲームプレイ記録表を記入してもらいます。その最後に、「次回の通所日」を記入してもらう仕組みを設けています。
例えば、「次回は1月10日火曜日に来ます」と具体的に書いてもらう。この小さなアクションが、実際に通所率を上げる効果をもたらしているんです。
この一手間で、利用者さんが「次も行こう」と具体的にイメージするようになりやすい。まだ大規模なデータは取れていませんが、手応えは十分に感じています。皆さんの事業所でも、応用できるやり方はかなりありそうですよね。
科学的エビデンスを活用した福祉支援
福祉業界って、まだまだ「慣習」や「経験」に頼る部分が多いですよね。でも、こういった科学的エビデンスを元にした仕組みを取り入れていくことで、より効果的な支援が可能になると思います。
RevelAppは、単なる「体調管理ツール」ではなく、科学的エビデンスに基づいて設計された支援ツールです。この点の認知を今年はもっと広めていきたいなと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。2025年もどうぞよろしくお願いします!