❨559❩1973.3.13.火.曇/カリブ海/カラカス:ベネズエラ(Caracas:Venezuela)
昨夜は冷えた。目を醒ました程だ。
藤本さんは帰らず、電気がつけっぱなしだった。
10時過ぎ起き、空腹を感じたので、昨日のおかゆとひき肉と野菜、卵を炒ったので、朝・昼兼用の食事をとる。
曇り空で海へ行く事はちょっとためらったが、部屋でトロンとしているより、海岸で補強でもやった方がと思い、バスに乗る。
ゆるい坂を下り、やがて(30分位)カリブ海が見えた。
少し、白い小波が立っていたが、澄んだゴミのない油のない海だった。
もう、こういう美しさに慣れて来たせいか、さほどの感動というものはなかったが、日本の海の事を思うと、羨ましくなる。
二時間程、浜にいた。
人出は少なく、小舟の上に寝ころがって、陽に当った。
この後、マイケティアへ船を捜しに行ってみたが、ダメ。 また、バス(1.5ボリバーレス)で帰る。
部屋に戻ってから、補強をしながら料理を作る。
おかゆの残りと、マカロン・引き肉玉子、野菜を、ケチャップでいためたもの、そしてジャガイモ入りのインスタント・スープ。
シャワーで塩を落としてから、食事(補強は30分)。
今夜、藤木さんから司馬遼太郎の「世に棲む明日日」三巻を貸り、読み始める。
吉田松陰の生立ちである。