❨353❩1972.8.19 土 晴 おばさんが残してくれた言葉:SUMA44日目/サンパウロ:ブラジル(Sao paulo:Brazil)
一人のおばさんがやめていった。
三日程のつき合いだったが、よく笑う、陽気な女(ひと)だった。
仕事は、全く間に合わないひとだったけれど、人生については真面目に考えているようで、俺にも一言残してくれた言葉がある。
「若い時に、どんな人に会うかによって、その人の人生は決まる」
と。成程と思った。
男であれば、西郷隆盛の様なおばさんだった。名は、「トラさん」とか云ったナ?
子供達は、今日も俺の指導によくついて来てくれた。
今やっている事が、子供達に即したものとは必ずしも思っていない。
又、全く悪いとも思わない。
しかし、もっともっと、合理的な運動法一短期間に於ける一指導法というものがある筈だ。
今の目標は、彼等に運動の苦しみ、そして、喜びを教える事と、自分一人でも練習出来る 様な課題を与える事だ。
つまり、方向づけ。
村上先生から手紙が来た。論文が全国的になったと云う。
それから、二番目の子どもの事。
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