❨382❩1972.9.17.日.晴/コパカバーナの浜へ行く/リオデジャネイロ8日目(Rio de Janeiro:Brazil)
夕方一人、コパカバーナの浜へ行く。
夕日がパン・デ・アスカにかかり、夕やけの空と相まってタもやけむる海が、なんとも美しかった。
浜は人出の引いた後で、数組のグループのみがいた。
高い波と、しばらく戯れる。
水は澄み、これまで見て来た、ハワイ、アカプルコ、カリブとはまた違った良さがここには見られた。
あの長い砂浜、一人で歩くにはちょっと遠すぎるナ!
でも、とてもロマンチックな夕暮れの海だった。
かすみて 続く 白浜は
一人 歩くは 長すぎるかな
明日発つつもりでいたが、ディビットさんにこの事を云うと、即座に、
「もっといなさい」と言われてしまった。
そう云われると、急ぐ理由がどこにもない俺にとっては、弱い。
今夜もデザイン画(クレヨン)を一枚描き上 げ、彼女達の部屋に貼った。
ここのところ、ずっと書斎にある、日本美術の本を読んでいる。
ステキな絵が沢山あり、より一層絵画への関心が深まる。