❨823❩1973.11.30.金.晴/ユースへ行く者と海岸で寝るという者で分かれる/ラバト→カサブランカ:モロッコ
少しラバトを歩いて見たが、平凡な主都の様だった。
12時20分の汽車に乗る(3.60ダラハム)。
カサブランカへ向かう。
駅で、日系カナダ人3世の女の子に会う。
日本語は全くダメで、英語で話す。
めまぐるしく、土地が変わる。
カサ・ブランカーー白い家という意味ーーへ入る。
2時頃着き、ここまで5人だったが、ユースへ行く者と海岸で寝るという組(俺と北川君)に意見が分かれ、別行動となった。
俺は北川君と2人になり、街の中を歩いた。何んとも騒々しく、活気のある街だと思った。
結局俺達は、ここを出る事にし、4時頃ボロバスに乗り、20km位走って郊外まで出た(1.50ダラハム)。
わずかな間だったが、バスの中では、現地人としゃべり、歌を唄い、賑やかだった。
小さな町で降り、墓(?)の様な所に空き地を見つけ、2人でテントを張る。
横に、板切れで作ったホッタテ小屋が二つあり、1、2家族が住んでいた。
そこからおじさん、おばさんが出て来て、テントのそばまで来てジロジロ見ていた。
黙って張ったから怒られるか?と思ったが、反対に握手を求められ、ヘンチクリンな気分。
スープとパンで夕食。
夜、笛と太鼓の珍しい音楽を、2時間近く、テントの中で聞かされた。