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「誰もが急いでいる社会では、急がずに時間をかけることのできる人が得をする」と、じっくり努力を積み重ねることの必要性を説いています。『限りある時間の使い方』

『限りある時間の使い方』は、自分にとって最良な時間の使い方を教えてくれるビジネス書です。

「時間を思い通りにコントロールしようとすればするほど、時間のコントロールが利かなくなる」「生産性とは罠なのだ/効率を上げれば上げるほど、ますます忙しくなる」「限界を受け入れる:何もかもはできないと認めること」など、効率を求めることが、逆の作用を起こしてしまうことを伝えてくれます。

特に「全部いっぺんにやるのではなく、小さなことをコツコツと進める」は、「頭の中の考え→実行」が難しいので、細かく分解して実行に変換させることを教えてくれます。

「現実は空想と違って、完全にはコントロールできない」と、完璧を目指すことの無意味さを学ぶことができます。

上手く実行に変換できないサラリーマンは、作業の分解から始めてみてはいかがでしょうか。

 

「選択肢を増やす:困難な決断から逃げることにほかならない」「便利→手軽→手軽なことがつねに最善であるとはかぎらない」「限りある人生を生きる:絶え間なく可能性に別れを告げる過程」などを通して、選択肢を放棄することの大切さを教えてくれます。

特に「余暇を無駄に過ごすことこそ、余暇を無駄にしないための唯一の方法」は、休日にボーと過ごしてしまい後悔している前山のようなサラリーマンに救いをもたらします。

「一度きりの人生を存分に生きるためには、将来に向けた学びや鍛錬をいったん忘れる時間が必要だ」と、有意義な時間を過ごすだけでは良い人生を生きられないことがわかります。

「怠けることは単に許容されるだけでなく、人としての責任だといっていい」と、怠けることを肯定してくれています。

休日を無駄に過ごしているサラリーマンは、罪悪感を得ずに「最良の人生を生きているのだ」と価値観を転換してください。

 

オタクの視点から言うと、「人生は先延ばしの連続だ」の言葉に漫画やラノベ、アニメを観ずに溜めてしまうことに対する罪悪感を払拭させる言葉です。

「やりたいことを全部できるわけがない」と、先延ばしを肯定することで、逆に「何を賢く選択するのか?」の視点に立つことができます。

良い作品だけを観ることに突き進むためにも、罪悪感を払拭していきましょう。

 

#限りある時間の使い方 #オリバーバークマン #高橋璃子 #かんき出版

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