「喫煙時の舞台装置を破壊すれば、喫煙行為も破壊される」に、悪い習慣を止めるためのヒントが隠されています。『やり抜く自分に変わる超習慣力 悪習を断ち切り、良い習慣を身につける科学的メソッド』
『やり抜く自分に変わる超習慣力 悪習を断ち切り、良い習慣を身につける科学的メソッド』は、継続のメソッドを良い習慣に変換するためのビジネス書です。
「人生の決断の多くは、基本的に実行制御の対象となる」「正しいと思っている行動が苦痛に変われば、人は混乱する」「状況が一定:人は過去と同じ行動を繰り返しとり続ける」など、習慣化できる仕組みと、習慣化できない障害を教えてくれます。
特に「人は特定の状況に身を置くと、記憶にある反応が呼び起こされ、行動を起こす」は、習慣を引き起こすためのメカニズムを説明しています。
「習慣の記憶は、簡単に行動に移せる→選択に次ぐ選択を迫られる日々から解放されるから」とあるように、習慣には行動を自動化できる機能があります。
「習慣=状況の合図×報酬の行動の反応」と、習慣は合図と反応が関連づけられたときに起きるのです。
習慣のメカニズムを上手く利用して自分をレベルアップしたいサラリーマンは、習慣の基本構造を学ぶべきです。
「同じタスクを繰り返し行うと、脳の活動領域が変わり、自動的に反応するようになる」「習慣:報酬に比較的左右されない類いの行動」「繰り返し:脳内処理のスピードアップを誘発する手段」などを通して、報酬を使って勉強を促すことの無意味さが学べます。
特に「習慣:喜びを体験した瞬間から構築される」は、勉強を習慣化させようと思っても、勉強を苦痛と感じているなら、勉強を習慣化できないことを示しています。
「自分が楽しいと感じるものが習慣となる」と、楽しまなければ習慣に落とし込むことはできません。
「同じ行動を繰り返す→神経系の期待を上回る喜び→習慣の学習が始まる」の順番通りに習慣が始まるので、「喜び」を上回る必要があるのです。
学び続けるしか生き残る手段がない前山のようなサラリーマンは、勉強を喜びに変える必要があるでしょう。
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