この本の型を利用するだけで、良質な文章を書くことができます。『ぶっつけ小論文』
『ぶっつけ小論文』は、文章の型をマスターするだけで、人に読まれる文章を生み出すことができるビジネス書です。
「論文の基本:YESかNO→何かの命題に対して賛成か反対かを論じるもの」「まだだれも言っていないことを述べなければならない」「できるだけ一つの項目に絞り、それを深めていく」など、文章のパターンを学ぶことができます。
特に「小論文の質はメモと構成で決まる」は、メモの使い方で小論文の質が変わってくることを示しています。
「まず定義を考えろ」「視野を広く」「原因・背景・結果を考えろ」「社会に目を向けろ」「困ったときは極端な仮定をしろ」「物事には二面がある」と、メモを取るにはこれだけのことに応える必要があります。
メモを取って、順番を考えるだけで、小論文の質は変わってくるのです。
文章を上手く書きたいサラリーマンは、メモの取り方を変えてみましょう。
「段落ごとに何を書くか箇条書きにしておくと良い」「視野を広く見せる方法:確かに~ではあるが」「着想:一見何の関係もない二つの事柄を結びつけて考える」などを通して、文章の法則をわかりやすく教えてくれます。
特に「構成のしかた:問題提起/意見提示(事柄の把握)/展開(原因・背景・結果など)/結論」は、小論文を4つの構成に従って書くことで、良い文章を生み出すことができます。
「問題提起(10%):設問の問題点を整理する」「意見提示(30~40%):事柄の状況・特徴・本質・問題点の意見を述べる」「展開(30~40%):述べたことを深化させて展開する」「結論(10~30%):論点をもう一度まとめる」と、この型通りに書くことで、曖昧な文章を論じる文章に変えることができるのです。
構成が苦手な前山のようなサラリーマンは、型通りの文章を書くことから始めてみてはいかがでしょうか。
オタクの視点から言うと、「文章は、思想の表明にほかならない」に刺さりました。
オタクは、一般人とは違う価値観に染まっています。
これを利用して「自分で設問を作る:新聞やテレビでよく言われている命題を設問として選び、それに反対する」と、一般人とは違う価値観で反対することで、良質な文章を書くことができるからです。
ある意味、価値観が違うオタクの方が、優れた論文を書けるのかもしれませんね。