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日本人は「他人の自由を許さない」、心の狭い人間です。『繰り返す日本史 二千年を貫く五つの法則』

『繰り返す日本史 二千年を貫く五つの法則』は、日本の法則を説いたビジネス書です。
「歴史:同じことを何度も繰り返す」「日露戦争:外国からの借金で戦った戦争/コロナ禍と同じ」「恐露病:正確な情報を持ってなかったことが一因」など、日本の民衆が自業自得な決断を下す傾向が強いことを示しています。
特に「日本史に特徴的な原理①対外危機②名家を尊ぶ③穢れを嫌う④和を尊ぶ/不自由⑤模倣力の高さ」は、日本の本質を表している原理です。
「対外危機:過剰な反応」「名家を尊ぶ:階級社会」「穢れを嫌う:排他的思考」「和を尊ぶ:団結を重んじる/他人の自由を許さない」「教育力と模倣力の高さ」など、身分制度に囚われ、他人の自由を嫌う社会を形成してきたのです。
日本で無難に生きていくためにも、日本の特徴を知る必要があります。

「神風思想:他力本願ともいえる危機対応」「独裁を許さない傾向が日本は強い」「どんなに個人が苦しい状況であっても、組織の利益が優先」などを通して、日本人の他力本願な考え方を知ることができます。
特に「日本人の特徴:民を虐げる独裁には屈しない」は、「日本の政治:衆議によって決定」していることを示します。
日本では、犠牲を強いる独裁者に対して、周囲から引きずり下ろす傾向があり、独裁が長く続きません。
つまり「強力なリーダーに引っ張ってもらおう」という考え方は、日本では通用しないのです。
日本がグダグダと、トップが決められない理由が、分かった気がします。

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