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「新しいテクノロジーと闘うよりも、それを受け入れるほうが重要である」と、世界を席巻しているテック企業の価値観を教えてくれます。『ジェフ・ベゾスの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実』
『ジェフ・ベゾスの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実』は、巨大企業に成長させた手腕を言葉として学ぶことができるビジネス書です。
「決断における適切なフレームワークとは、後悔を最小限にすることだ」「人は平均以上を求める/自分にぴったりのものが欲しいのだ」「最悪な消費者主義:手に入れても生活が改善しないものを顧客に買わせること」など、強烈な言葉を浴びるように受け取ることができます。
特に「我々は、失敗するたびに自問する→まだ最初のビジョンを信じているかと」は、失敗を成功に導く価値観を表しています。
「善意の批判を受けたら、まずは自分を見直すことだ」と、失敗したり、批判を受けたりしても、立ち止まるのではなく、突き進む勇気を与えてくれます。
「袋小路に迷い込んだとしても、突き進むことをよしとする→袋小路の1つが大通りにつながることもある」と、幾度も壁に行き先をふさがれても、予期しない道から突破口が見えてくるものです。
絶望に押しつぶされそうなサラリーマンは、希望の光を見るために読んでみてはいかがでしょうか。
「工夫をするのは顧客の仕事ではないと肝に銘じておくこと」「一番後悔するのは、やってしまったことではなく、やらなかったことである」「学校を出て最初の仕事で最も大切なのは、学びの量が多そうな職場を選ぶことだ」などを通して、学び続けることの大切さを教えてくれます。
特に「世間の自分に対する評価が気に入らなければ、それに対抗する最大の防御は、鈍感になることだ」は、無意味で攻撃的な批判を受けまくって自尊心を毀損しているサラリーマンに刺さる言葉です。
ただ、「批判を受けないと思うのはあまりに無知である→それは地形の一部であり、甘んじて受け入れるべきである」と、鈍感になり過ぎて、正しい批判を聞き流すべきではありません。
自尊心を高めつつ成果が上げたいサラリーマンは、矛盾するようなベゾスの言葉の意味を見直してみることです。
オタクの視点から言うと、「子どものような好奇心を持ち続けるのは才能だ」に刺さりました。
オタクは、ある意味「子どものような存在」だからです。
周囲からの評価を無視して、自分の好きを追求しているからです。
好奇心を持ち続ければ、「創造する力も、楽しむ力も強くなる」のです。
もしかしたら、オタクになることが創造性を発揮する近道なのかもしれませんね。