「拡大自殺:人生に絶望し自殺願望を抱いた者が、他人を巻き添えにして無理心中を図ろうとする現象」が増えている原因は、親のダメダメな子育てにあります。『犯罪心理学者が教える 子どもを呪う言葉・救う言葉』
『犯罪心理学者が教える 子どもを呪う言葉・救う言葉』は、子どもに言ってはいけない言葉と事例を教えてくれるビジネス書です。
「親は確証バイアスによって、子育ての方針を修正するのが難しい」「子育ての問題:夫婦の子育て方針が一致していなかった」「親が高圧的な態度で接し、子どもの意見を無視していれば、家が刑務所化する」など、家を刑務所にしないために必要なことが書かれています。
特に「犯罪の事例に共通:子どもが親に不信感を持っている」は、子どもを犯罪者にしてしまう条件です。
「方針が頻繫に変わるのは良くありません」と、子どもへのルールを簡単に変えてしまう親は信頼されません。
さらに「子どもに黙って方針を勝手に変える」と、子どもはさらに不信感を募らせてしまうのです。
なぜなら、なぜ変わったのかを子どもに知らせないからです。
子どもを犯罪者にしないためにも、親は子どもに信頼されるように行動する必要があるでしょう。
「短所=長所の言い換えができると、子育てはラクになります」「学習的無力感に陥らないためには、やはりプロセスを褒めること」「本当に子どものためを思ったら、あえて失敗させてあげることです」などを通して、子どもを無気力にさせないための考え方が載っています。
特に「合わない人に合わせる必要はないし、仲良くする必要もない」は、親が「みんなと仲良くしなさい」という呪いを解決する方法です。
「大人の“仲良くしなさい”:大人側の都合が隠れている」のが原因です。
親が面倒くさいからトラブル回避のために言う言葉です。
大人側の都合で子どもを操ることはできません。
きれごとを押しつけると、子どもは「実際にはできないので、ギャップに苦しむ」のです。
子育てが面倒な親は、子どもの親権を放棄するだけの覚悟が必要です。
オタクの視点から言うと、「本は多様な体験の宝庫」に刺さりました。
子どもには、直接体験ができることを増やす必要がありますが、「できなくても本を読めば間接的な体験になる」からです。
いろんな価値観を知ることができ、多様性を育むことができます。
オタクは本好きが基本仕様なので、本を読ませたいなら、オタクに聞く方がいいかもしれませんね。
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