「人生は、もう一人の自分との関わりだ」に、上手くいく人のすべてが込められています。『うまくいく人が仕事以外でやっていること99』
『うまくいく人が仕事以外でやっていること99』は、ギリシアの賢人が人生の哲学を教えてくれるビジネス書です。
「最高の贈り物は、えてしてさえない紙に包まれているものなのだ」「ミスをなくそうとするのではなく、ミスを恐れないようにする」「人はとことんやるのをきらう/だから、望む人生が送れないんだ」など、人生を変えるための方法が、エッセイ形式で読み解けます。
特に「他人の人生を修正したり干渉したりするのは、それが何であれ、暴力」は、自分のことに集中できず、他人に余計なエネルギーを浪費している人を戒めます。
他人に関心がある人は、「みんなに自分と同じようにさせたい」人です。
そのせいで、エネルギーを浪費して、健康すら台無しにするのです。
他人の問題に集中する必要はありません。
おせっかいが好きな方は、このことを戒めて、自分の問題に集中するべきです。
「直すためには、まず壊さなくちゃいけない」「今日全力を尽くしてこそ、明日の自分の知識が増す」「自分の過ちを受け入れてはじめて人間は完成する」などを通して、自分との対話を推し進める必要性を論じています。
特に「一人きりのとき何をするかで人生は決まる」は、読書の効能をこれでもかと教えてくれます。
「読書を抜くくらいなら、食事を抜いたほうがいい」と言うほど、「読書は魂に酸素を与える」存在です。
自分の心に自動的に火を灯してくれるのです。
「読めるのに読まないのは、読み書きができないのと同じことだ」と、読書をしない人たちを批判しているところが面白いです。
上手くなりたいサラリーマンは、まず1冊の本を読むことから始めてみてはいかがでしょうか。
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