「リスクを避けることではなく、リスクに見合ったリターンを上げる」と、リターンを上げるために必要なファイナンスの重要性を知ることができます。『「知識ゼロ」の人のための超ざっくり分かるファイナンス』
『「知識ゼロ」の人のための超ざっくり分かるファイナンス』は、あまり知られていないファイナンスの知識を教えてくれるビジネス書です。
「会計は利益を扱い、ファイナンスはキャッシュ(現金)を扱う」「会計:企業の過去の業績/ファイナンス:未来の数字→企業が将来生み出すキャッシュフローを扱う」「株主:企業の成長性を重視する/債権者:企業の安定性を重視する」など、見ただけではよくわからない、ファイナンスについて学ぶことができます。
特に「ファイナンスの意思決定:投資をするか否か/その投資に必要な資金をどう調達するか/運用して得たお金(リターン)をどう配分するか」は、ファイナンスを見ることで、3つの意思決定ができることを示しています。
「利益よりもキャッシュの流れ、すなわちキャッシュフローを考えることが重要」と、会計を見るよりもファイナンスを見る方が重要なのです。
会計しか知らないサラリーマンは、ファイナンスの勉強もする必要があるでしょう。
オタクの視点から言うと、「株主が要求する収益率は、国債に投資した場合のリスクフリーレートにリスクプレミアムを加えたもの」に刺さりました。
「株主資本コスト6.3%=リスクフリーレート0.3%+マーケットリスクプレミアム6%」と、6.3%未満の場合は投資しないと基準を決めることが投資をする上で大事です。
オタクは、アニメやマンガなどのオタク商品を買うためにお金がいくらあっても足りません。
オタク活動を充実されるためにも、投資の知識は必要です。
ある意味、一番遠いオタクが、投資の必要性が高いのかもしれません。