「これからの20年間は、居場所次第で右肩上がりの人と右肩下がりの人に、ほぼ二分される」と、先を読む思考だけでなくポジショニングの大切さも教えてくれます。『プロ投資家の先の先を読む思考法』
『プロ投資家の先の先を読む思考法』は、投資で培った未来を読む力を学ぶためのビジネス書です。
「先読みとは小さな変化を捉えること」「本屋さんに毎日通って並んでいる本をチェックする」「先の先を読む思考力:今、起きている変化を知ること」など、周囲の小さな変化を捉えるための方法を教えてくれます。
特に「株価:短期的→外部要因や人気などに左右される/中長期→ESPにほとんど連動する」は、株式投資をするための目安となる指標です。
「株価=ESP(1株当たり利益)×PER(株価収益率)」とあるように、株価を決めるのはESPとPERです。
株価は、「ESP:企業の情熱、工夫、頑張りなどによる」と「PER:企業の人気、金利、為替、市況などによる」の掛け算であることがわかります。
企業の人気は乱高下しますし、予測はほぼ不可能ですが、企業が頑張っていることは財務諸表が示してくれます。
だからESPの指標が大事なのです。
中長期的に株式投資で儲けたいサラリーマンは、財務諸表を読むことから始めてみてはいかがでしょうか。
「未来は過去とは違うということを素直に信じる必要があります」「長期では楽観的であること、そのうえで今に全力を尽くすのが大事」「日本では好き嫌いを大切にしないことが生産性の低さにつながっている」などを通して、好き嫌いの重要性が学べます。
特に「老化:アップデートしていないこと」は、学ぶことを止めた老害と呼ばれるサラリーマンに危機感を抱かせるでしょう。
「人間というのは、放っておけばどんどん古くなるもの」と、停滞すれば周囲から置いてきぼりをされてしまいます。
老化せずにアップデートし続けるには、「若い人の価値観や考え方、アイデア、新しい技術などに接していく」と、なるべく若い人とコミュニケーションを取る必要があります。
自分が老害と呼ばれるサラリーマンになりたくないなら、アップデートし続けてください。
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