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「鋭いですね!」など、セリフの事例が状況ごとに複数用意されているので、簡単に会話で利用可能です。『武器になる話し方』

『武器になる話し方』は、話すことが苦手な人にとっての基本書のようなビジネス書です。

「気持ちを受け止めるつなぎ言葉:たしかに/そうなんですね/わかります」「伝える力の大きさ=エネルギーの高さ:声を大きく、太くする」「相手に合わせる:話す量(情報量)/話の間/質問」など、相手との会話を円滑にする仕組みが学べます。

特に「論理的な伝え方をしたあとで語尾をやわらかくする」は、「…なんてね」「…なーんて考えてるんですけど」などのクッション言葉をつけ加えることで、相手の拒否感を回避することができます。

また自分も「否定される:怒る・反論×/受け止める〇」と、一旦相手の言葉を受け止めるクッション言葉を使ってから、自分の意見を言ったり、反論したりすることで、意見を180度変えてもいいようになります。

この本は、具体的な言葉の例を複数用意することで、理解しやすい構造になっているので、前山のように会話が苦手な方にオススメです。

 

「まずは自分から譲歩するが勝ち」「相手のテンポに寄せてみる」「違う年代の人と話す:会話の話題が広がること、伝える力が上がる」などを通して、話すことよりも聞くことの大切さを教えてくれます。

特に「戦わない交渉術:相手の主張を受けとめる→質問を使って意見を引き出す→相手の意見をふまえ、自分の要求や意見を提案する」は、あえて戦わずに、相手に自分の意見を提案するときに使える方法です。

「おっしゃるとおりですね」→「なぜ、〇〇は△△なんでしょうね?」→「では、〇〇というのはいかがでしょうか?」という順番で攻めていけば、自分の意見を通す可能性が高まります。

交渉が下手な前山のようなサラリーマンは、この本で勉強するといいでしょう。

 

#武器になる話し方 #安田正 #ダイヤモンド社  

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