人生を生き抜くためには、哲学を学ぶ必要があります。『生き抜くための12のルール 人生というカオスのための解毒剤』
『生き抜くための12のルール 人生というカオスのための解毒剤』は、人生を乗り切るために必要なルールを教えてくれるビジネス書です。
「適応:生き物が子孫を残す可能性の大きさをさす」「生活行為を自動化しておく」「たとえいま敗者だとしても、敗者のままでいる必要はないのだ」など、人生を最良のモノとする哲学を学ぶことができます。
特に「ストレス:貴重なエネルギーや身体的資源を大量に消耗する」は、不幸の制約を受ける原因として挙げられています。
環境が悪いと「つねに警戒し、過剰な緊張状態」となるため、エネルギーを消耗しすぎて、幸せな行動を取ることができなくなるからです。
前山のように過酷な環境に置かれたサラリーマンは、一度環境を変えることも視野に入れて欲しいです。
「欠陥のある道具は、欠陥のある結果を生む」「改善を望む気持ちがあることが、進歩の前提条件になる」「幸福はいつも、上をめざす旅の途中で見つかる」などを通して、前提条件から変えていく気概を生み出します。
特に「嚙みつく能力を持っていてこそ、ふだんはあえて嚙みつかないという選択ができる」は、「愚直な教えに従う人間こそ、他人に危害を加えようともくろむ者の格好の標的になる」不幸を呼び込みます。
理不尽に耐えるしかなかった前山も、「なんで耐えてばかりだったのだろう?」と今では思いますが、当時は思考がそこから離れられなかったからです。
自分では変えることは難しいですが、一度認識しておくことをオススメします。