スラムダンクの安西先生のセリフに反論する本
人生戦略で一つだけ留意して欲しいのは、ためらわずに「やめる」ことです。『やめる力 QUITTING 最良の人生戦略』を読んで、「やめる」ことの大切さがわかりました。今の日本では、スラムダンクの安西先生の「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」の価値観が主流です。ですが「やめる」ことで、逆に人生が開けていくのです。
「やめる」ことは効果的です。「今していることを手放し、方向転換して新しい行動を受け入れると、人生が劇的によくなる」と、やめるべきときにやめることは大事なことです。なぜなら、「忍耐は、生物学的な観点では、うまくいっていない限り意味がない」からです。
人生では、後悔を最小化するのが基本です。「人が後悔する:やめるべきときにやめなかったこと」です。やり続けることよりも、やめることが大事なのは、後悔するからです。
「失敗し、あきらめてしまうからこそ、他人に共感でき、理解できる」と、周囲と共感するには「やめる」必要があります。失敗せず、あきらめなければ、逆に共感は得られないのです。
日本人は、「やめる」ことが苦手です。「やめる」と負けた気がするため、やめずに続けてしまう傾向が高いからです。「やめる」ことの本当の意味を理解し、一度試しにやめてみてはいかがでしょうか。
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