「家」「車」「保険」の買い物を不要とすれば、定義上タイトル通り、価格的に90%の買い物は不要です。『9割の買い物は不要である 行動経済学でわかる「得する人・損する人』
『9割の買い物は不要である 行動経済学でわかる「得する人・損する人』は、「買い物」を行動経済学の観点から良質な買い物に変えるビジネス書です。
「返品無料:買いたい気持ちにさせる仕組み/保有効果により手放すことが惜しくなる」「買い物が簡単で便利になるほどに、簡単にお金を失いやすくなります」「クーポン券:自分の保有物のように思う/使わない→失ったことになる」など、企業の買わせる仕組みを教えてくれます。
特に「企業の原材料在庫の量の適正:必要なものを、必要なタイミングで、必要な量だけ買う」は、一般の家庭の買い物でも適応できる基準です。
「買ったけれど使われていない商品:企業の不良在庫と同じ」とあるように、買うだけでなく、「買った後に使ったか?」「どこで管理しているか?」まで考えるのです。
よい買い物は、使ったかで判断すべきです。
前山のように、ドローンを安く買っても、コロナ禍で飛ばすことができない買い物は、「悪い買い物」です。
買ったはいいけれど、家で放置して使っていない前山のようなサラリーマンは、まずは買い方から学ぶべきです。
「サブスク:使い放題=払い放題」「まとめ払い:損をしやすい心理状態につながる」「4,500万円の住宅を取得するために、約2,800万円のお金を別途支払う必要がある」などを通して、「欲しい」と思わされる心理を学ぶことができます。
特に「時間割引率:将来価値と現在価値と比べて、どのくらい低くなったかを示す率」は、自制心を測るバロメーターになります。
「すぐに手に入る=その物の価値は高い」と「遠い将来まで手に入らない=価値は低い」の違いがあるように、「手に入るタイミングにより、人が感じる価値は変わる」のです。
我慢できずにすぐ購入して後悔しているサラリーマンにオススメです。