漫画には、時代の価値観が詰まっています
漫画は、情報密度がすべてだ。『武器としての漫画思考』を読んで、漫画のポテンシャルは情報密度であることに気がつきました。
「情報密度(α)=情報量÷伝達時間」と、漫画には情報の量が膨大で、情報を理解する長さが短いという特徴があります。情報密度、つまり素早く大量の情報を理解できる漫画は、日本が誇る素晴らしいツールです。
「漫画の強み:体感時間を切り出せる」と、漫画は情報処理だけでなく、体感時間をコントロールすることができます。「コマの大きさ:体感時間の長さを表す」と、コマの大きさで体感時間を変えられるのです。
漫画には、インテグラル理論というものがあります。マズローの欲求五段階説のように、「動物的生存本能」「呪術的人類」「昭和の家父長制(北斗の拳/ドラゴンボール)」「官僚的な会社(島耕作)」「自由や尊厳を認める(ワンピース)」「相互尊重(鬼滅の刃/呪術廻戦)」と、だんだんと上がっていく理論です。これを見ると、時代によって流行っている漫画がわかり、若者の価値観も知ることができます。
日本の誇る漫画文化は、世界に認められたコンテンツです。自国の文化を守り、世界に発信していくためにも、漫画を活用してみてはいかがでしょうか。
#武器としての漫画思考 #保手濱彰人 # PHP研究所
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