オフィスでの置き本、はじめました。
この度、ページ薬局にて企業様のオフィスに本棚を設置するサービスを始めました。
サービス開発の経緯
本のみで書店経営を成り立たせるなら、店頭の売り上げだけでは厳しいのが現実です。
多くの本屋さんが美容院やクリニックなどの外商先を持っています。
しかしながら、これら外商先においては電子書籍用のタブレット端末を導入するところも増えてきました。
既存先からの切り替えも選択肢の一つですが、少ないパイを奪い合うのも得策ではないと思います。
そこで本を読む人、もっといえば本を多く買う人がどこにいそうかを考えてみることにしました。
私の頭に浮かんだのが経営者や管理職の方です。
読書と年収が比例するともよく言われています。
経営者や管理職の方が比較的本を多く読むのならば、どうやってそこに切り込んだらいいのか、あるいは経営者、管理職が本や読書に対してどう考えるかを深掘りしました。
「自分が本を読むなら、部下やスタッフにも読書を勧めたいのではないか」
オフィスの方々に本を読んでもらえる、また経営者や管理職の方の本を依頼いただける糸口は何かないだろうかと考えて閃いたのが富山の置き薬ならぬ「置き本」でした。
置き本によって期待できる効果
オフィスに本を置くことによって
・読書のきっかけ
・読書量アップ
→アイデアの引き出しが増加
・社内コミュニケーションの一助
といった点は期待できるのではないかと考えています。
またオフィスの景観にはある種のインテリアとしても役立てられると思います。
アイデアが浮かんでから同業のみならず、他業種の経営者の方々にも意見を伺い、感触は悪くないと判断しました。
そしてオペレーションを含めて細かな検証を重ね、つてをたどりながらの営業活動も並行して行い、先日ある金融機関のオフィスで本棚の設置にまで至りました。
置き本サービスの概要
一連の流れを示すと
①営業活動
↓
②契約
↓
③選書、本棚設置のヒアリング
↓
④本棚選定&選書
↓
⑤納品後に販売開始
↓
⑥本の補充や入れ替え
大まかですがこのような形になります。
初めて設置した事業所様はスタッフの方が7名で、本に対する要望等を伺い、下記のリストでスタートを切りました。
実際の本棚の画像がこちらです。
会計に関してはPayPayを主に考えていましたが要望があったため、他のキャッシュレスサービスと現金振り込みにも対応することとなりました。
全ての本に税込み価格を記入した手製のスリップを挟み、購入時にそちらの金額を確認してもらい、PayPayでお支払いいただくという流れです。
ちなみにスリップの作成にはvslipというサイトを使わせてもらいました。
なおスリップは購入時に抜き取って本棚にある別のケースに移してもらい、後日訪問した際に回収して売上管理に役立てるイメージです。
メンテナンスは売れ行きや設置する冊数にもよりますが、最低でも月に1回は直接訪問するつもりです。
ジャンジャン本が売れるのは難しいかもしれませんが、外商の可能性を探るだけではなく、ヒアリングを行って選書できるので書店らしさも見出せるのではないかとも考えています。
もしこのnoteを読んでやってみたいと思われる本屋さんがおられましたら、契約内容やヒアリングシートなどもお伝えしますのでお気軽にメッセージをいただければと思います。
また、大阪で設置を検討したい事業所様も是非お問い合わせ下さい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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