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「本屋×○○」、旅行代理店はどうか?

薬局×本屋「ページ薬局」がオープンして1ヶ月半が経ちました。

ありがたいことに本の売り上げは意外と好調で、おまけに薬局業界、出版業界のそれぞれの業界誌からの取材依頼もあり、意欲はさらに高くなっています。


その一方で、本を売るという商売がいかに厳しいか、身をもって体感しています。

以前の記事↑でも書きましたが本の利益はごくわずか、本のみで生計を成り立たせようものなら相当数の本を売らなければなりません。


そうはいっても簡単に本が売れる時代ではない。

なので生き残りには本屋以外との掛け算も有効な手段です。


では本屋さんと掛け算をするなら他にどんな業態が考えられるのか、私のアイデアとして紹介させてもらうのは「旅行代理店」です。

「本屋×旅行代理店」

大きな本屋さんならかなりのスペースをガイドブックや旅にまるわる本に割り当てています。

スマホで簡単に旅先の情報が得れるようになったとはいえ、旅行本というのは未だに相当数のニーズがあるともとれそうです。

私自身も旅行の際にはガイドブックだけでなく、ゆかりのある本を購入したりもします。


対して旅行代理店には一般的に何が置いてあるのかというと、度々見かけるのはパンフレットではないでしょうか。

特に海外旅行のパンフレットの中身は何が書いてあるのかというと

・観光地

・ホテル

・オプショナルツアー

・予算

といったのがメインで、これらの情報はガイドブックで補えるといっても過言ではありません。


何がいいたいのかというと、パンフレットの情報がガイドブックでも見れるなら、一定数ガイドブックの需要は存在するので一部を置き換えてもいいのではないか、と思ったわけです。

加えてどうせガイドブックを置くなら、旅先が舞台となった小説や歴史本なんかをちょこっと添えておくと、これまた道中や旅先で読んでみようかなというターゲットに響き、結果として本が売れそうだと考えが至りました。


早速、「本屋 旅行代理店 掛け算」で検索してみると…

出てきました。

なんと、H.I.Sが2015年に「旅行会社×カフェ×本屋」というビジネスモデルで店舗を表参道にオープンさせていたようです。

よくよく調べると結局この店舗は閉店してしまったみたいですが、「カフェ」までを掛け算に入れなくとも、旅行代理店にちょっと本を置く、みたいな感覚で掛け算を行えば、負担にもならず上手くいくような気もしています。


この案を思いついて早速懇意にしている旅行代理店に掛け合ってみたのですが、提案がいまいちだったせいか軽くあしらわれてしまいました…。

旅行代理店にお勤めで、本好きな方がおられたら、是非実現してほしいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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