1ヶ月100冊読書メソッド
2019年。
初めて1ヶ月100冊読書を達成しました。
そして先月、2021年3月1日から二度目の1ヶ月100冊読書チャレンジに挑み、何とか何とかギリギリ100冊の本を読破しました。
1ヶ月100冊読書特有のメリットは先日述べた通りです。
個人的には1ヶ月100冊読書の魅力は、①人生が変わる可能性を高めれる ではないかと思います。
「100冊読んだら人生が変わるかも!」と期間中、何度言い聞かせたことか。
これからどんな変化が起こるのか、期待したいところです。
もしかすると「1ヶ月100冊読書にチャレンジしてみたい」と興味を持っていただいた方もおられるかもしれません。
とはいえ、上の記事では特に具体的な方法などは記していませんでした。
そこでこの記事では1ヶ月100冊読書に興味を持っていただいた方に向けてかなりニッチではありますが二度の挑戦から学び得た、1ヶ月100冊読書のメソッド的な情報をお伝えさせていただきます。
1ヶ月100冊読書メソッド①誰かと一緒に行う
1ヶ月100冊読書がどれほどハードかは想像するに容易いと思います。
「人生を変えたい!」「短期間で専門家ポジションを獲得したい!」
いくらこう思っても、1ヶ月に100冊の本を読むにはまだ腰が重いはずです。
今回1ヶ月で読書に費やしたのが107時間15分。前回が88時間50分。
読む本の内訳や読み進めるスピードで前後するかと思いますが1日3時間前後が一つの目安とも言えそうです。
なお、絵本や漫画、雑誌などは該当しないと決めた独自ルールがありますので良ければ下の記事もご覧ください。
仮に1日3時間が捻出できたとしても、それを1ヶ月毎日読書に充てれるかといえば別問題な気もします。
要するに時間があっても読書ばかりはできないかもしれない、そこで一緒に挑む同志がいたら心が折れにくくなります。
前回は2人、今回は5人でチャレンジしました。
どちらも主にLINEを使って進捗をざっくばらんに共有し、中には冊数だけではなく本の紹介や感想を書き込んだりといったこともしばしば。
1人でも達成できる自信のある強者は問題ないのですが、達成できるか不安に思う方は精神的な支えにもなり、かつ面白みも感じれるので誰かと一緒に行うことを推奨します。
さらにいえば「誰か」を選ぶ基準として挑戦好きな方、いつも約束を守ってくれる方ならより達成の可能性を高めれることと思います。
1ヶ月100冊読書メソッド②本を携帯する
1日約3時間と申しましたが1ヶ月100冊読書をする間、極端に仕事を減らしたり休みを取ったりといった調整ができる状況にはありませんでした。
学生の長期休暇を除けば読書のためだけに大幅に時間を割くのは難しいかと思います。
そこで活用するべきなのが「隙間時間」です。
日常の些細な隙間時間に何をしているのかと問われると、多くの方がスマホを触っていると答えるのではないでしょうか。
1ヶ月に100冊の本を読もうと思ったら、常に本を手元に置くようになります。
それもそのはず、単純計算で1日3冊ペースで読まなくては達成できないからです。
移動中然り、本を携帯すると必然的にスマホ時間が読書時間に切り替わります。
「何をそこまで…」と思ったかもしれませんが、一旦始めればニュアンスが伝わるはずです。
100冊チャレンジに興味のある方は文庫本など持ち歩きやすい本を予め準備しておくのもいいかもしれません。
1ヶ月100冊読書メソッド③アウトプットを厳格化しない
進捗報告やSNSでのアウトプットを厳格化しない方がいいと考えています。
理由はシンプルにしんどいからです。
1ヶ月100冊読書には私が考えただけでも5つのメリットがあるよう、目的も人によって様々です。
今回挑んだ5人もそれぞれ目的は異なっていました。
しかし目的は異なれどゴールは共通です。
「1ヶ月に100冊の本を読む」、これに尽きます。
ここでせっかく1ヶ月100冊読書をするなら、と意気込んでアウトプットにまでルールを設けるのは自分の首を絞めることに繋がり兼ねません。
前回とは異なり、今回は1冊ごとに#読了とつけてツイートを行いました。
100冊全てをやり切った達成感はあるのですが、この文字数にまとめるのにああだこうだと悩み、ものによっては10分以上かかったりも。
ただでさえ時間がないのに発信までガチガチに決めてしまうとかなり追い込まれます。
あくまでも目的は「1ヶ月100冊読書」、よほど余力のある方以外はアウトプットにルールを定めない方が得策かと思います。
1ヶ月100冊読書メソッド④並行読み
これも②本の携帯と同じく、100冊読書をするなら自然となりそうにも思うのですが1冊を読み終えて次の1冊、とするよりも並行読みの方が効率的だと感じています。
数々のベストセラーを輩出している精神科医樺沢紫苑先生の著書、「神・時間術」の中でも次のような記述があります。
かなり深い集中が持続できる濃い集中時間は、「15分」程度であって、20分を超えない、つまり「15分」が一単位と考えることができます。
*本書69ページより引用
1冊の本に15分集中して、少し集中力が途切れた際に続きが気になる本ばかりではないと思います。
ならば途中であっても気分を変えて別の本を読み進める方がはるかに読書がはかどります。
ちなみに前の100冊読書達成の時にブログでも書いたのですが、時間帯でジャンルを変えるのもオススメです。
比較的頭の働く朝や仮眠後の時間帯にはビジネス書や新書を。
仕事終わりには学びというより娯楽で楽しめる小説やエッセイを。
このように時間帯で読む本を変えながら並行読みをするのも一つ参考にしてもらえればと思います。
1ヶ月100冊読書メソッド⑤「薄さ」ではなく「読みたさ」で本を選ぶ
当たり前に思えたかもしれませんが意外と大事なポイントです。
1日3冊ペースを割らないことを意識すると、どうしても読み切ることばかりに目がいきがちです。
「薄さ」で本を選んでしまうと内容に興味がなかったり、その分野に馴染みがなかったりすると想像以上に時間がかかってしまいます。
事実、二度の100冊読書中にもあまり吟味せず「薄さ」だけで購入して結果想定よりも時間を費やしました。
しかも時間をかけた上に全く内容を覚えてない本もあります。
もちろん分厚い本ばかりをチョイスしてしまえば1ヶ月100冊読書達成も困難を極めるのですが、「薄さ」を中心に据えるよりもやはり自分の「読みたい本」を中心に据えて、それからページ数も考慮しながら選ぶのが理想的ではないかと考えています。
1ヶ月100冊読書メソッド⑥楽しみを設ける
先ほどアウトプットの決め事はしない方が良いと述べましたが、チャレンジを複数人で行うなら楽しめる企画を入れるとより盛り上がります。
今回は直接会ってというのが難しい状況下だったため、対面でなくともできるよう「勝手に本屋大賞予想」と銘打って、2021年の本屋大賞受賞作の予想を全員で行いました。
昨日結果が発表され、1ヶ月100冊読書用に作成したLINEのオープンチャット内でもひと盛り上がりあったり。
発表の瞬間もドキドキして待ち遠しく、想像以上に楽しめたので来年は正式にエントリーしようと思っています。
1回目の100冊読書の際にも、大阪にある文学バー「リズール」さんにお邪魔し、そこで本や書店を紹介いただいたりと楽しみを設けることで充実感を得られたようにも感じています。
①の補足的な内容ですが誰かと一緒に行うなら進捗や本の感想を共有するだけでなく、みんなで読書を行う面白さみたいなものを取り込めるとハードさは軽減されると思います。
1ヶ月100冊読書メソッド⑦初日はペースを死守
あえて最後に注意喚起のような内容をもってきました。
二度目は5人で臨んだと書きましたが、その内達成したのは3人。
中でも1人は最後の最後に猛追して読破したので追い込みが効かないこともないのですが、オーソドックスにチャレンジ成功を目指すなら肝は初日です。
初日を2冊読了とくじいてしまうと、どこかで4冊読み切る日を作らなければなりません。
いきなりしわ寄せがきてしまいます。
それだけではありません。
1ヶ月、自分の予定通りに何もかも事が運ぶかというとそうではなく、大なり小なりイレギュラーが誰しもあるはずです。
歯車が狂うとそれを補うために4冊以上読む日がまた必要となります。
二度目の際には8日目にして寝不足がたたり、爆睡して大幅にペースが乱れて終盤まで尾を引いてしまいました。
たった1日ペースが崩れるだけで致命的な状況を生み出しかねません。
それらに加えてモチベーションの維持も踏まえると、初日の3冊はもはや絶対条件といっても過言ではないと思います。
まとめ
①誰かと一緒に行う
②本を携帯する
③アウトプットを厳格化しない
④並行読み
⑤「薄さ」ではなく「読みたさ」で本を選ぶ
⑥楽しみを設ける
⑦初日はペースを死守
以上、1ヶ月100冊読書メソッド7つを紹介させてもらいました。
もし挑戦してみたいと思われた方は取り入れれそうな箇所があれば是非使っていただき、そして睡眠不足、体調管理には十分注意してもらえればと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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