成長すること

2歳半になる孫がいきなりおしゃべりになった。時々解読不明だが4-5歳にも劣らないくらいの喋りで 普通に会話ができ、大人の言っていることの殆どのことが理解できる。
一方で気に入らないことがあるとぐずって言う事を聞かないこともあるのだが、気をそらすと今までのことは忘れてしまう。 社会的矯正はまだまだこれからのようだ。
人は産まれてすぐには目も見えず寝返りもできない。
やが てハイハイし、つかまり立ちを覚えようやく歩行できるまで一年ほどかかる。
そうこうしているうちにカタカタを押し、三輪車、自転車に乗れるようになり行動範囲をどんどんと伸ばしていくのだ。
子供の成長は目を見張る物があり見ていて微笑ましい。
さて大人はどうだろうか。毎日のように 子供の虐待が報じられ親の義務や責任が問われている。
大人になりきれないでいる人が目につく。
一方で家内の料理は不味くはないが既に成長を止め同じものをローテーションする。人のことを大きな声で言えないが私の朝食は固定化してしまった。
トマトスライス、きゅうりスライスにハムを刻みマヨネーズとレモン汁をかける。
lodgeのスキレットでふちをカリカリに焼いた目玉焼きを乗せる。
きゅうりにこだわりはないが、トマトは8ミリ厚でスライスして岩塩をサラッとかけ旨味 を引き出すと美味しくいただける。
固くて酸味のあるトマトが好みになった。
ハードトーストは自家 製で昨年まで天然酵母で作っていたが間に合わないこともあって、ドライイーストに切り替えた。
焼きあがると一日放置し、3枚切りにしてから更に縦半分にする。
これで6日分のパンが確保できる。
二度焼きして400gのバターの塊を二度こすりつければ完成だ。
毎日風味と乾燥具合が変化する。
翌日かその次ぐらいが一番美味い。
ハンドドリップのブラックコーヒーを添える。
健康診断の朝以外は364日同じメニューだ。
昔「究極」という言葉が流行ったがまさにそれに近いもの があると自負している。
アインシュタインが「300歳まで生きれ ば皆んな天才になる」と言っていた。それも天才だから言えることだろう。
歳をとっても遠い過去の記憶は鮮明に覚えていると思っていたがそうとも言えない。
最近どんどん忘 れて行くことに気がついた。これからも好奇心旺盛にさらなる成長しようと問題意識を常に持ち課題に取り組んで行こうと思っていたが少々自信が無くなってきた。