MPC / ビートメイク機材の魅力

自分がビートメイクを趣味にして数年が経ちました。

一番初めに購入したビートメイクの機材はMPC X。高価なものなので悩みましたが、結果購入して良かったと感じていますし、今でも使用頻度が一番多いです。

MPCというと、デジタルで楽曲を作成している方や、HIPHOPに詳しい方には名の知れた機材ですが、一般的にはどういった物なのかあまり知られていないようです。

現行で市販されているAKAI MPCシリーズ
・MPC X
・MPC X SE
・MPC live
・MPC live2
・MPC one
・MPC one +
・MPC key 61

PCを必要としないスタンドアローン仕様になっていますが、PCと接続しても専用ソフトウェアと連携して使えます 


MPCという専用機材のメリット

●PCでDAW等のソフトウェアを利用した方が複雑な操作が出来るようになりますが、MPCのような専用機材を使用すると、予め設定されたパラメーターを『本体のボタンやノブに新たに設定する事なく』利用出来る手軽さが有る

●PCのように余計なアプリが入っていないので、ビートメイクに集中出来る

●HIPHOP特有のチョップと呼ばれる『既存のビートの切り張り』が簡単に出来る

●本体に『オーディオインターフェース機能』が備わっている為、新たに買い足す必要がない
また、拡張させたい場合は買い足して接続が出来る
MIDIコントローラーを接続して、機能を割り当てることも可能

●LIVE、LIVE2に関しては、本体にバッテリーが備わっている為、電源を接続しなくても自由に移動して使用できる

●現行シリーズのUIは、ほぼ同じなので一度覚えれば他の機材も問題なく利用できる

DAWほど複雑なことが出来ないだけで、殆ど同じような事が出来ます
SPLICEのアカウントをWIFI無線で同期させることも出来るので、気に入ったサンプルを購入して組み合わせてビートを作る事もできます
私はこの機能が気に入っているので、他の機材よりもMPCの利用頻度が多いです

●世界的に愛好家が多いので、利用方法が調べるとすぐに出てくる
YOUTUBEやTwitterなどで検索すると大体の利用方法は出てきます

MPCのデメリットは?

●UIが複雑でわかりにくいです
使い始めてから慣れるまで、とにかく辛かった。専用機材の宿命なのか手順が全くわからなかったです。私は音を出すまで開封から1時間程度かかりました
購入したものの、操作が分からないまま売りに出してしまう人が結構いるみたいです

慣れれば簡単ですが、慣れるまでが厳しいです

●プラグインの利用が限られる
PCで専用ソフトを立ち上げると使えるらしいのですが、スタンドアローンとして使用しているときは、基本的に公式が追加したプラグイン機能しか使えないようです
シンセサイザー追加プラグインの価格も高いので、自分は購入してません

●タッチディスプレイが使い辛い
現行MPCはタッチディスプレイが搭載されています。反応は問題ないのですが、ピアノロールで一音ずつ入力したり、書いたものを消したりするときに非常にやり辛いです
指で画面に触ると触れる範囲が大きいので意図しない場所まで触ってしまって狙った音の範囲からハミ出ます
PC用のマウスなどが繋がれば良いのですが、今現在対応していないようです

●故障時の対応が公式修理受付のみ
自分の所有しているMPCXの調子が悪くカスタマーセンターに問い合わせて修理依頼をしましたが、原因が分からないので、そのまま戻ってきました
販売元の修理受付が対応出来なかった場合、基本『直らないまま』です
専用機材なので修理受付している専門業者自体が存在していない(自分が知らないだけかもしれませんが、存在してても極々少ない)
高価なので大切に長く使用したいです

中古で購入するのは絶対にオススメしません
保証期限を過ぎていたり、不具合を隠したまま『不具合のない美品』として販売しているアカウント等がいるからです
安いからといって安易に購入しない方が良いと思います

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