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「敵は家康」 読了コメントいただきました①
おかげさまで、発売からまる1ヶ月が経過いたしました。ウクライナでの戦争発生と同日に出荷開始という、忘れがたいタイミングでのスタートとなったわけですが、まずまず良い滑り出しをしているようで、作者としては、ありがたい限りです。
主として都市圏の大規模書店さんなどを中心に、私にとってはほぼ雲上人と言ってよい大作家さんがたの名作・新作とともに、この無名の新人による作品が平積(手前に張り出した平棚に積まれる)されていたり、面陳(書棚に表紙を表に出して置かれる)されていたりします。
どの売り場でも、発売前には思ってもいなかったほどの良い扱いを受けており、このわかりやすいタイトルを提案してくれた出版社、そしてカバーデザインをビシッとキメてくれた獅子猿先生にまず大感謝です。
そしてもちろん、拙作に期待し、陳列してくださった各書店員さんには感謝とともに、大きな責任を感じております(まあ、感じたところで、今さら作者にできることなど、特に無いといえば無いのですが・・・)。
さて、本がそれなりに読まれるようになると、気になるのが読後の反響です。特に、タイトルやカバーが気になって、手にとってみたはいいけど内容がツマラン、などと言われてしまったら、これは完全に作者のせいということになりますので(汗
ネット掲載時には、なかなか読了コメントがいただけずに苦労しました(苦笑)。そもそもネットで拙作のような重たい作品が読まれるのはかなりレアなケースで、コメントを書いていただけるのは、そのさらに数百分の1くらいの確率。けっきょく、あちこちの投稿サイトに2年以上掲載していて、頂戴したコメントの件数は、ぜんぶ合わせても両手の指で数えられるほど。
ただし、それらの内容は非常に濃いものでした。同じネット小説の書き手による意見も多く、指摘の数々がきわめて的確で、今でもほぼ誦じることができるほど何度も読み、そのありがたみを噛み締めたものです。
そしてその後、商業出版を実現し、寄せられたコメント・・・といっても発売からまだほんの1ヶ月ほどですので、実地にお手紙のようなものをいただけたわけではありません。やはりこれも場所はネットで、アマゾンのレビューや読書メーターといった媒体に反映されたコメントが対象になります。
今日はとりあえず2つ、楽天レビューについたコメントを見てみようと思います。本来はその場で御礼とともにコメント返しでもできればと思うのですが、他のユーザーにより購入の参考として閲覧されるケースがほとんどだと思いますので、そこに作者がコメント入れるのはちょっと微妙ですよね(笑)。
(楽天ブックスより)
まだレビュー自体の総数が少ないので、全体の星数には反映されておりませんが、これまでのところ、2名の読者さんに最高評価をいただいております。ありがとうございます。
yamumumuさんからは、ストーリーのわかりやすさ、フィクションとしての没入感などにご評価を賜りました。反面、言葉の難しさやとっつきにくさについてもやんわりとご指摘あり、ここは今後の私の課題かもしれませんね。あまり読者ファーストでない、個人の趣味で書き始めたような作品なので、このあたりはまだ良くも悪くもアマチュアっぽさが残っているということかもしれません。
別の匿名者さんからは、物語のスケールや臨場感、人間ドラマの部分に、これ以上はないくらいのポジティブ評価をいただきました。本当に嬉しいです。特に臨場感については、拙いながら作者として最も拘った部分ですので、そこをご評価いただけたことは大きな励みになります。
まあ、新人に対するご祝儀相場ということなのか、こちらの2件に限らず否定的なコメントや厳しいご指摘はまだほとんど見当たりません。今後、仮にそうしたコメントがついたとしても、(あまりにも礼を失したコメントや意味不明なもの、あるいは単なる罵声的なものには対応しませんが)感謝とともに、なるべく取り上げていきたいと思います。