今ごろ年頭所感・・・
私は、2022年2月末日に単行本「敵は家康」にて、アルファポリスさんから商業デビューさせていただきました。
以降、いろいろありましたが、まだ何とか商業出版の書き手の一人として、業界の辺縁に貼り付き、生き残ることができています。
いや、できているようですw
デビューの翌年、2023年は、結局一冊も本が出せず。
が、ひとつだけ話がつながり、それが今年になって、「疾渡丸」シリーズの連続刊行となって実を結びました。あのとき拾われていなかったら、今頃どうなっていただろう、とたまに考え、身震いします。同時に、いろいろな方のご厚意やお力添えに感謝することしきりです。
そんな2024年を無事に終え、2025年。
年頭から、とても嬉しいことがありました。
元日発表の『時代小説SHOW』文庫書き下ろし作品年間ベスト10で、「疾渡丸」シリーズの二冊が、なんと第5位に入る大健闘!
昨年話題となった(そして大いに売れたであろう)「檜垣澤家の炎上」や「実は、拙者は。」などの有名タイトルに続き、望外の高評価をいただくことができました。
他にあまり例のない異色の海上世直し道中劇として、『時代小説SHOW』主宰の理流先生が常に口にされる、「時代小説の世界に新しい読者を招き入れるような作品」というポイントが評価されてのものだと考えております。
私が、必ずしもあまり熱心な従来型時代小説の読み手ではなかった点が、逆に幸いしたかもしれません(なんかこういう余計なことを言わない方がいいような気もしますが)。
シリーズの続刊についてはまだ確定しておりませんが、書くとなったら10冊は続けられるくらいのプロットを現時点でストックしています(そのあともクオリティを落とすことなくガンガン増やせます!)。
もし1巻や2巻を読んで面白いと思っていただけたら、3巻以降も読んでみたい、と思っていただけたら、ぜひ版元にご要望いただくか、ネットレビューなどでコメント頂けますと幸いです(もちろん、逆に厳しいご評価でも構いません!)。
そして2025年は、まず1月下旬に前掲「敵は家康」の文庫版が出ます。本日時点では、期日・書影は未発表ですが、近日ご報告できると思います。
(書影というか帯がかなり衝撃的ですよ、お楽しみにw)
そして、そのあとは・・・(ちょっと沈黙w
ま、とりあえず身は空いてますから、奇特な出版社の方とか、ぜひお気軽に声をおかけください!
考えたら、もうすぐデビューから丸3年なんですよね。
皆様の応援のおかげで、まだなんとか生き残ることができています。
まあ、今年が終わる時点でも同じことを言えるように、前を向いて、やるべきことをやり続けたいと考えています。
よく言われますが、とにかく打席に立ち続け、内野安打でも四死球でもいいからコツコツと出塁し続けること。それしか生き残る道はないと思っています。
そして、それを楽しんで続けること。今年もそんな感じでユルくやっていきますので、皆様、この老残の新人をどうかよろしくお願いいたします。
P.S. ①
そうした、自分のサバイバル(?)体験を、以下、師匠筋のイベントで語ることになりましたw 大した話じゃないんですが・・・もし興味のある方がおられましたら、遠隔参加でもOKみたいなので、ぜひお申し込みください。なにせ品のないガヤがうるさいんで、味方を増やしておきたいのですw
P.S. ②
あと、私の上記文庫化と同時期に早くもデビュー第二作品目をお出しになる笹目いく子先生と、Twitter(X)スペースで共演します。1月28日(火曜日)の20時予定。
ゲストとして、同期の筑前助広大先生も参加の予定。
要はアルファポリス組で賑々しくやりますので、そちらもどうかお楽しみに!(詳細は近日、告知します)