データドリブンに採用にコミットするサービス「ROSCA consulting」はじめました。
「目の前の"1"を大切にして、最大限の価値を提供する」
ROSCAは2020年に創業以来、ずっとこのミッションを掲げ、エージェント事業に従事してきました。結果、エージェントの教育体制を徹底的に磨きあげつつ、エージェント組織を成長させ、toC(エンジニア)に対しては高い価値を提供できるチームとなりました。
※ROSCAのエージェントとしての取り組みにご興味をもっていただける方は是非こちらの記事をご覧ください。
そして2024年末、ROSCAはtoB(クライアント)へ、エンジニア採用においてどの企業よりも高い価値を提供するチームになるため、ROSCA consultingがスタートいたしました。
このnoteでは立ち上げの経緯とコンセプト、そしてその具体的な取り組みをお伝えしたいと思います。
1.ROSCAが今まで感じていた課題
私がROSCAを立ち上げてからエージェント事業を運営する中で、とても大事にしていたことがあります。
それは「御用聞き」にはならず、本質的な課題解決ができる存在であること。です。
それは、エンジニアに対しても、クライアントに対しても常に意識をしていたことで、実際に双方のユーザーからエージェントとして、高い信頼も頂けていたのではないかと自負しております。
実際のクライアント向けの事例を一つ取り上げさせていただきます。
上記の事例以外にも、チームの状態・事業の状態をお聞きして、募集ポジションの再定義をご提案したり、アサインまでのプロセス改善を提案を行うなど、御用聞きでない採用にコミットするエージェントとして、活動を行ってまいりました。
ただ一方でもどかしさも感じており、
「エージェント以外のスカウト・リファラル等のチャネルでも、こうすればうまくいくのに」
「こんなに魅力のあるチームなのに、発信できてなくてもったいない。。。」
エージェントとしてのコミットでいうと、価値提供できる範囲が限定的であったのです。だからこそ、ROSCAはクライアントへの本質的かつ、全体的な価値提供を行うために、採用コンサルティングという新たな領域に、踏み出したのです。
2.ROSCA consultingのミッション
そんな経緯を経て立ち上がったチーム「ROSCA consulting」はまず、ミッションを検討するところからスタートしました。
やはり軸におかれるのは、全社ミッションである「目の前の"1"を大切にして最大限の価値を提供する」でした。
代表と私で会社を創業した際に、事業内容の前に、このミッションを定めたのですが、その背景には下記のような思いがあります。
「『市場を良くする。世の中を良くする。社会に貢献する』そうしたことができたらもちろん良いけれど、何よりも先に手の届く範囲のステークホルダーの方たちを確実に幸せにできる。そういった存在になっていこう。そして、その環を少しずつ大きくしていけたらいい。」
ここは会社としての根幹であり、絶対にブラさない軸です。
そして、私たちはクライアントのエンジニア採用におけるミッション・ビジョンを下記のように定めました。
私たちは、どこの会社よりも、場合によってクライアントの採用責任者の方も上回る程の熱量でエンジニア採用にコミットする。そんなコンセプトで取り組んでまいります。
3.ターゲットとするエンジニア採用市場の今
そんな経緯を経て立ち上がったチーム「ROSCA consulting」は、2つをコンセプトに事業運営を行っております。
なぜこの2点のコンセプトを軸としたのか、ご説明します。
その理由は、エンジニア採用が、マーケティング業界と同様の変遷を辿っているためです。詳細はwhom社のCOO、中島さんがお話している動画が非常に参考になるため、ご覧ください。
この動画の中でもお話されている内容ですが、エンジニア採用市場は他職種に比べて、競争が非常に激しく、ただ媒体に掲載する。エージェントを使用する。といったアクションをするだけでは、到底採用目標を達成することはできません。
採用を成功させるためには、マーケティングの考え方を取り入れてエンジニア採用を行っていく必要があるのです。
例えばですが、ペルソナの策定を行ったり、キャンディデイトジャーニーを作成するなどを行い、「応募」の前の「認知」「興味関心」の段階から、アプローチ・検証を繰り返し、ようやく採用が成功する。そういった領域なのです。
※下記図における緑の領域ですね。
そしてそのために絶対的に必要なのが、「他社のデータ・情報」です。「競合他社はどういった年収帯で応募を出しているのか」「採用がうまくいってると聞くあの会社と、自社の具体的な差分はなんなのか」、そういった情報があって初めて、マーケティングが可能となるのです。
要は3C分析をして、打ち出しや戦略を考えていきましょうという話ですね。
だからこそ、エンジニア採用を成功するための秘訣を私たちは「データの質・量」と考えています。
他社のデータをとる手段はいくつかありますが、大枠は3つかと思います。
・RPOからの情報
・スカウト媒体
・エージェント
この3つはそれぞれの強みのポイントが違います。
まず、RPOは採用活動に深く入り込んでいるので、内情の情報も詳細に持っている場合が多いです。ただ、ビジネス職も兼務で支援していることがほとんどという点で、エンジニアとしてのスペシャリティはまずまず、またデータの範囲は、支援企業数に限定されるので俯瞰的に情報を捉えることには適正はあまりありません。
一方スカウト媒体は、エンジニア特化型のものであれば、エンジニアのスペシャリティは高いですし、支援企業数が多い媒体であればデータの範囲は圧倒的です。ただ、スカウト業務や掲載媒体のサービスを部分的に提供しているため、業務に深く入り込んだ情報や、組織そのものに対しての情報を抽出することに適正はありません。
最後にエージェントですが、エンジニアとしてのスペシャリティは企業によっては高いです。ただ、「紹介」という業務に特化しているため、情報の深さはあまり期待できず、データの範囲も担当の支援企業数に限定され得るので、あまり広いとは言えません。
図としてまとめると下記のようなイメージですね。
そのため、単一のチャネルから情報を収集するのではなく、各チャネルから複合的に情報を抽出し、分析・精査する必要があるというわけです。ただ、実採用業務や、他の人事関連の業務・プロジェクトと並行して、必要な情報量を集めるのは至難と言わざるを得ないでしょう。
実際私たちがご支援する中でも、十分な情報量を収集できている採用担当の方にはなかなか出会ったことがありません。
4.ROSCA consultingが提供するサービス
以上の前提を踏まえて、ROSCAはエンジニア採用担当の方たちが、より正確に戦略・戦術を考えていくために、「データ」を軸に事業を展開していくわけです。
では、具体的にどういった取り組みを行っていくのか、ご紹介いたします。(やっとですね、前段が長く失礼いたしました笑)
ROSCA consultingでは、4つのサービスメニューを用意しています。
ここで注目いただきたいのが、土台となるサービスの「エンジニア採用力サーベイ」です。
このサーベイはエンジニア採用を、様々な角度から分析を行うものとなっております。例えば、エンジニア採用プロセスであるスカウトの送付や、エージェントコントロール等の活用レベルから、エンジニア組織そのものが保有している魅力度を開発環境・年収・学習環境等、細かく分解して、それぞれを定量化するサービスとなっています。
そこに弊社がサーベイを同様に行った企業のデータ、弊社が専任のリサーチチームにより収集したデータ、エージェント事業に関連して収集したデータ、そうした全てのデータをかけ合わせて、適切なアクションを導き出していくことが可能となります。
そして、その結果を伴走支援していくため、採用〜組織そのものに対してのアプローチするサービスラインナップとして「RPO」「ヘッドハンティング」「DevRel支援」を用意している、というわけです。
※各サービスの詳細は、サービスサイトURLよりご確認いただけますと幸いです。
まとめると、ROSCA consultingは「エンジニア採用力サーベイ」を起点に、データに基づいた判断を行い、的確な打ち手を打つことを可能としているわけです。
先ほどのマトリクスにROSCA consultingを追加していくと、下記のようなイメージになるかと思います。(データの深さを◯としているのは、まだ弊社のRPOとしての実績自体は浅いため、そのような記載としております)
戦略を判断するための「十分なデータ範囲(企業数)」と、「単一業務に縛られないデータの深さ」の、2つを同時に抑えられる、というわけですね。
結果、市場では下記のようなポジショニングで、エンジニア採用という競合性の高い市場に挑んでいきたいと考えています。
5.データや採用成功事例にご興味がある方は是非ご相談ください
いかがでしたでしょうか?
このnoteを通して、少しでも採用における「データの重要性」をご理解いただけたなら、幸いです。
ROSCA consultingでは、常時下記3つの取組みで、鋭意最新の採用に関するトレンド・事例収集を行っております。
もし、業務が忙しくて、なかなか情報収集を行う時間が取れないという方は、是非この機会にROSCA consultingにお問い合わせください!
サービスの導入・利用に関わらず、弊社の収集したデータのご提供や、データに基づいたエンジニア採用のご相談に乗らせていただきます。
また、エンジニア採用や、事例・データに関する発信も随時行っておりますので、よろしければnote・Xもフォローいただけると幸いです!