指名手配
実は俺も2年間指名手配で逃げてる時期があった
もちろん逃げてる間は携帯や免許証、保険証は
持っていない。
そこで俺がどのように2年間逃げて潜伏していたか
話したいと思います。
俺は行くとこも無く途方に暮れてる頃
コンビニに置いてあったチラシを目にする。
仕事の求人だ。俺は身分証が無く住み込みできる所を
探した。
すると新聞屋さんが給料もよく住み込みOKに
なっていたのですぐに電話した
親は2人とも死んだ事にして身分証も無い俺を
快く受け入れてくれた。
仕事内容は夜中2時から朝刊を配り
朝5時頃終わり、寮に帰り一度寝て
また朝10時に出勤する。
朝は新聞のチラシをまとめたり
集金に行ったり営業をしたりする。
夕方3時になると夕刊が来て配りに行く。
カブに乗り250件ぐらい配ったと思う。
そして夜8時で仕事が終わって
また夜中2時に朝刊が来る。
自由時間はあるが出勤時間は長い
だだし、朝刊、夕刊、集金、営業
をこなせるようになると給料が40万超えた
営業が歩合だったため指名手配の俺にとっては
余るぐらいの給料だった。
逃げてる身なので目立った行動は2年間しなかったが
金はあったので1人で焼肉屋に行ったり
ラーメン屋巡りをしたりした。
それがその時の唯一の楽しみだった。
今でもラーメン屋巡りをしたりする。
悪い事して逃げてた2年間だったが
1番生きる為に頑張ってた2年間だったと思う
最近働いていた朝日新聞の前を通ったが
無くなっていた。snsの情報が沢山あるなか
新聞販売店もだんだん無くなっていくのかな
ちなみに2年間逃げて地元に帰った俺は
親にこんな事言われる。
2年前、家に警察が来てあんたの友達が
指名手配されてるから話聞きたいから
警察にきてくれと。
俺は指名手配ではなかった…
俺の2年間はなんだったのか…
でも俺はあの時雇ってくれた新聞屋の店長の
優しさは決して忘れない
携帯も身分証も無い俺を雇って寮まで入れてくれて
ありがとうございました。
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