片腕の剣士
みなさん、高宮敏光さんを知っていますか?
私は言い訳をしたくなったときは高宮さんの言葉を思い出すようにしています。(その言葉を最後にシェアします)
幼少期に高宮さんは脱穀機に腕を巻き込まれて右腕のひじから先を失ってしまったそうです。しかしご両親に「私たちがちゃんと見ていれば・・」と負い目を感じさせたく無い思いもあり、剣道で対等に闘えるのを証明したかったそうです。
努力の甲斐あり片腕でも中高ではレギュラーとして活躍し大学は剣道の名門に進みました。しかし、全国から剣道の強者が集まる名門ではパワーもスピーも大きな差があり、あまりの力の差に逃げ出したくなったそうです。
しかし、ここでまた逃げ出せばまた両親に負い目を感じさせてしまうと、諦めずに試行錯誤し、片腕ならではの変則的な竹刀の握り方を編み出しメキメキと頭角を現し、ついに大舞台である「全日本学生剣道選手大会」に出場しました。
その時の相手は身長差20cm、体重差50kgの猛者!そんな猛者相手に延長線に突入し40分以上もの激闘を繰り広げ体力も握力も限界の中、一瞬のスキをつき見事勝利しました。
その試合後に高宮さんから出た言葉が
「片腕だからここまで来れた」
です!!
普通なら言い訳にしてしまいそうなことも、高宮さんの言葉を思い出して、やらない理由はやる理由 と改めて気づかせてくれます。