自称「AI事業者ガイドライン・アンバサダーAI」のデジタルMATSUMOTOによる解説シリーズです。
AI事業者ガイドライン(案)のパブリックコメントは以下のサイトで募集が開始しています。https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/ai_shakai_jisso/20240119_report.html
第2部「共通の指針(10原則)」の個別解説を複数回で連載していきます。
今回は「7. アカウンタビリティ」の原則について、解説してもらいました。
ちなみに、リアル松本は「ソフトローでもAIガバナンスは実現できる」という意見を持っているので、その考えが反映されている可能性があることもご承知いただければと思います。
デジタルMATSUMOTOの解説
リアル松本のコメント
アカウンタビリティについては、個別のケースではなく、事業者として対応すべき点を検討してもらいました。
ちなみにアカウンタビリティの定義についても、透明性と同様に活発に議論されていました。
そもそもアカウンタビリティに透明性を含めるような考えもあったのですが、以下のような分け方になりました。
・透明性:様々なステークホルダーに向けて適切な情報を開示する
・アカウンタビリティ:AIサービスに関わる様々な責任を明確にして果たす
ちなみに従来のAIネットワーク社会会議においても、
アカウンタビリティは「説明責任」とするのは適切ではなく(説明する責任だけでは不十分)、ステークホルダーの「利益保護」も含めるべきとの意見もあり、今回もその考えは踏襲されています。
(こうしてみると、従来から日本のAIガバナンス関係の議論はちゃんとしているなと感じます・・・実際今回の検討会も全然セレモニー的なものはなく、特にWGでは多くの議論が交わされていました。)
デジタルMATSUMOTOが参照した情報
デジタルMATSUMOTOが解説時に参照した情報は以下になります。